「ニッセイSDGsグローバルセレクトファンド(資産成長型・為替ヘッジなし)」の残高が1000億円到達

 ニッセイアセットマネジメントが運用する「ニッセイ SDGsグローバルセレクトファンド(資産成長型・為替ヘッジなし)」の純資産残高が今月8日に1000億円に到達した。良好なパフォーマンスと旺盛な資金流入を背景に、21年に入ってから残高増加ペースが加速しており、足元は昨年末比で約4.9倍となっている。

 同ファンドは、日本を含む世界の企業の中から、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に関連する事業を展開し、株価上昇が見込まれる企業の株式に投資する。決算回数は年1回で、シリーズには、同じく年1回決算型の「資産成長型・為替ヘッジあり」のほか、年2回決算型の「年2回決算型・為替ヘッジあり」「年2回決算型・為替ヘッジなし」がある。いずれも18年5月に設定された。

 同ファンドの年末時点の純資産残高推移を見ると、18年末が19億円、19年末は18億円と設定から翌年にかけては横ばい推移が続いていたが、20年に入ると増加し始めて同年末には206億円となり、21年は一段と増加して1000億円を突破した。

 資金フローも、20年1月以降は純資金流入が継続しており、モーニングスターの推計によると21年11月は87億円の純資金流入と、流入額は設定来で最大となったもようだ。21年の11月までの累計は634億円の純資金流入となっており、ファンド名に「ESG」「SDGs」「インパクト」のいずれかを含む79ファンド(21年11月末時点、ETF除く)の中で見ても、「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))の1838億円、「ベイリー・ギフォード インパクト投資ファンド」(愛称:ポジティブ・チェンジ)の1355億円、「アライアンス・バーンスタイン・世界SDGs株式ファンド(資産成長型)」の787億円に次ぐ第4位と、ESG関連銘柄の中でも資金流入上位の一角となっている。

 21年11月末時点の過去3年間のトータルリターンは24.17%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」平均を8.91%上回り、カテゴリー内上位16%(214本中34位)となっている。

 また、ファンド名に「ESG」「SDGs」「インパクト」のいずれかを含み3年リターンのある22ファンドの中では、22ファンド平均の14.20%を10%近く上回る第2位となった。第1位は「年2回決算型・為替ヘッジなし」第3位は「資産成長型・為替ヘッジあり」第4位は「年2回決算型・為替ヘッジあり」と同シリーズが上位を占めている。

 21年10月末時点のポートフォリオを見ると、国・地域別比率では米国が71.9%と高く、スイス9.1%、スウェーデン4.4%と続いている。組入銘柄数は46で、組入上位は、スウェーデンのヘルメット防護システム企業で交通事故などでの死傷者抑制への貢献が見込まれる『MIPS AB』(組入比率4.4%)、自動運転部門を有する米国の『アルファベット』(同3.8%)、クラウド型顧客管理・営業支援ソフトウエアベンダーの世界大手で、顧客企業のCO2排出量削減を支援する米国『セールスフォース・ドットコム』(同3.7%)となっている。
提供:モーニングスター社
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