先週の流入額上位−「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)」が1年4カ月ぶりにランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2021年12月6−10日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、4ファンドが返り咲いた。中でも、「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)」は、20年7月20−31日以来、1年4カ月ぶりのランクインとなった。

 「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)」は、日本を含む世界のサイバーセキュリティ関連企業の株式に投資する。サイバーセキュリティ関連企業とは、サイバー攻撃に対するセキュリティ技術を活用した製品・サービスを提供するテクノロジー関連企業を指し、その中から、持続的な利益成長性、市場優位性、財務健全性、株価水準などを考慮して銘柄を選択する。実質的な運用は、アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ユーエスが行う。

 21年10月末時点のポートフォリオを見ると、国・地域別上位は米国90.8%、英国2.1%、日本1.2%と米国の比率が高い。組入銘柄数は48。組入上位10銘柄は、トップの『クラウドストライク・ホールディングス』を始め、いずれも米国企業となっている。21年11月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)は38.02%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を22.38%上回り、カテゴリー内上位4%(195本中第6位)となっている。

 このほかに先週トップ10内に返り咲いたのは、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「米国ネクストビジョンファンド(為替ヘッジなし)」。「iFreeレバレッジ NASDAQ100」と「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」は11月22−26日以来2週ぶり、「米国ネクストビジョンファンド(為替ヘッジなし)」は設定時の10月25−29日以来6週ぶりのランクインとなった。

 先週の純資金流入額トップは「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」。321億円の純資金流入となり、5週連続のトップとなった。同シリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」のほか、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))が先々週(2021年11月29日−12月3日)に続いてトップ10内にランクインした。

 一方、先々週ランクインしていたファンドのうち、「日経225ノーロードオープン」「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」「楽天 日本株4.3倍ブル」「ダブル・ブレイン(ブル)」がトップ10圏外となった。
提供:モーニングスター社
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