前週の流入額上位−新規設定の「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」がトップ

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて前週(2021年12月20−24日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、新規設定の「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」がトップとなった。

 アセットマネジメントOneの「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」は1234億円の純資金流入となった。22日の設定で、設定日残高は1185億円と今年(24日まで)設定ファンドで第2位となった。

 同ファンドは、外国籍ファンドへの投資を通じて、実質的に日本を含む世界の企業の中から、業種・流動性・財務指標・資本効率・ビジネスモデルなどの点から厳選した20−30銘柄程度に厳選して投資し、長期的な値上がり益の獲得を狙う。具体的には、「投下資本に対する高いリターンを維持」「他社による模倣が困難な事業を展開」「収益獲得のために大きな借入を必要としない」「収益性の高い事業への再投資により成長が期待できる」「技術革新などの事業変化に耐性がある」などと判断した銘柄に投資する。外国籍ファンドの運用は、英国のファンドスミス社が行う。

 前週トップ10内に返り咲いたのは、「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の2ファンド。いずれも12月6−10日以来2週ぶりのランクインとなった。

 前々週(2021年12月13−17日)に続いてトップ10内となったのは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」と「Bコース(為替ヘッジなし)」のほか、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))の7ファンド。

 一方、前々週ランクインしていたファンドのうち、「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)、「ニッセイ SDGsグローバルセレクトファンド(年2回決算型・為替ヘッジなし)」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」がトップ10圏外となった。
提供:モーニングスター社
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