『SBI・V・S&P500』、2021年12月の流入超過額は372億円で2カ月連続の設定来最高

 SBIアセットマネジメントの「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)への資金流入が加速している。モーニングスターの推計によると、2021年12月の純資金流入額は372億円と2カ月連続で設定(2019年9月)来の最大を更新した。個別全ファンドの純資金流入額ランキングにおいても、2カ月連続で第5位となった。

 同ファンドは、米国バンガード社のETFを組み入れた低コストインデックスファンドシリーズ「SBI・Vシリーズ」3本のうちの1つ。シリーズの中で設定が最も古く、純資産残高が最大の旗艦ファンドである。

 設定から2021年12月まで28カ月連続で純資金流入となっている。2021年1月に単月の流入超過額が100億円を超えてからは、高水準での資金流入が継続している。2021年は年間で2679億円の純資金流入となり、12月を含めた8カ月で流入超過額が設定来最大を更新した。

 同ファンドは、投資先ETFの信託報酬も含めた実質的な信託報酬等(税込)が年0.0938%程度と、米国株式に投資するインデックスファンド(ETF除く)の中で最安である。また、つみたてNISAの対象ファンドでもある。NYダウ、S&P500が昨年末に最高値を更新するなど米国株式が堅調に推移する中、投資家の資金流入ピッチが加速した。

 資金流入増加と米国株高を背景に純資産残高も増加している。2021年11月24日に4000億円を突破し、2022年1月6日時点は4611億円となっている。

 「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・全米株式)、「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・米国高配当株式)も2021年6月の設定から7カ月連続で純資金が流入。シリーズ3ファンド合計の純資産残高は2022年1月6日時点で5187億円となっている。

 2022年1月31日にはシリーズ4本目となる「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・全世界株式)の新規設定が予定されている。
提供:モーニングスター社
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