2021年のトータルリターン、トップは「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」
2021年のトータルリターン上位ファンドを確認したところ、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」が85.44%でトップとなり、上位5位内には原油価格上昇の恩恵を受ける銘柄や新興国株式に投資するファンドが並んだ。
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)から通貨選択型及びブル・ベア型を除いたファンドを対象とした。
「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」は、テーマ型のノーロード・インデックスファンドシリーズ「eMAXIS Neo」の一つ。米国に上場する世界のバーチャルリアリティ関連企業(日本を含む)の株式から構成される「S&P Kensho Virtual Reality Index(配当込み、円換算ベース)」をベンチマークとする。2021年11月末時点のポートフォリオを見ると、国別では米国が80.6%と高い。組入銘柄は23で、組入上位は米半導体メーカーの『エヌビディア』(組入比率11.4%)、タッチパッド製品や生体認証技術などを手掛ける米『シナプティクス』(同7.3%)、米半導体メーカー『アドバンスト・マイクロ・デバイセズ』(同6.6%)となっている。
第2位は、UBSアセット・マネジメントの「UBS 原油先物ファンド」で、トータルリターンは80.14%となった。同ファンドは、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油の先物指数動向を反映する「UBSブルームバーグCMCI指数WTI原油指数(円換算ベース)」との連動を目指すインデックスファンド。2021年のNY原油は、新型コロナ禍からの経済正常化による需要回復を受けて急反発し、WTI原油先物価格は年間で55.01%上昇した。原油価格上昇を受けて、第4位には岡三アセットマネジメントの「シェール関連株オープン」が68.10%で入った。同ファンドは、米国、カナダ及びメキシコ企業の中から、シェールガス/オイルの生産拡大による成長が期待される企業や、エネルギーコスト低下による恩恵が見込まれる企業に投資する。2021年11月末時点の組入銘柄数は54で、組入上位は、米液化天然ガス(LNG)大手の『シェニエール・エナジー』(組入比率4.0%)、米石油大手『エクソンモービル』(同3.5%)と『シェブロン』(同3.4%)となっている。
第3位と第5位には新興国株式ファンドが入った。第3位はファイブスター投信投資顧問の「ベトナム・ロータス・ファンド」(愛称:ロータス)でトータルリターンは79.33%となった。同ファンドは、ベトナムの上場企業及びベトナム関連企業(ベトナムで営業を行うベトナム国籍以外の企業など)の中から、成長性・財務健全性・流動性などを踏まえて銘柄選択を行う。2021年11月末時点の組入銘柄数は60。組入上位はいずれもベトナム企業で、IT機器流通大手の『デジワールド・コーポレーション』(組入比率6.31%)、同国最大の住宅デベロッパーである『ビンホームズ』(同3.78%)、肥料・化学品メーカーの『ベトロベトナム化学肥料』(同3.77%)となっている。2021年のベトナム株式市場は経済活動の再開を受けて続伸した。代表的な株価指数であるベトナムVN指数は35.73%上昇(現地通貨ベース)し、11月後半には過去最高値を更新した。
第5位はHSBCアセットマネジメントの「HSBC インド・インフラ株式オープン」でトータルリターンは64.95%となった。同ファンドは、インド国内のインフラ関連企業や、収益のかなりの部分をインド国内の活動から得るインド国外企業の株式に投資する。2021年11月末時点の組入銘柄は38。組入上位銘柄はいずれもインド企業で、建設エンジニアリング大手の『ラーセン・アンド・トゥブロ』(組入比率9.8%)、石油関連・小売り・携帯電話事業などを展開する大手財閥リライアンスの中核企業『リライアンス・インダストリーズ』(同5.6%)、国営の『インド国営火力発電公社』(同4.6%)となっている。2021年のインド株式市場は続伸し、代表的な指数であるSENSEX指数の上昇率は21.99%となった。
提供:モーニングスター社
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)から通貨選択型及びブル・ベア型を除いたファンドを対象とした。
「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」は、テーマ型のノーロード・インデックスファンドシリーズ「eMAXIS Neo」の一つ。米国に上場する世界のバーチャルリアリティ関連企業(日本を含む)の株式から構成される「S&P Kensho Virtual Reality Index(配当込み、円換算ベース)」をベンチマークとする。2021年11月末時点のポートフォリオを見ると、国別では米国が80.6%と高い。組入銘柄は23で、組入上位は米半導体メーカーの『エヌビディア』(組入比率11.4%)、タッチパッド製品や生体認証技術などを手掛ける米『シナプティクス』(同7.3%)、米半導体メーカー『アドバンスト・マイクロ・デバイセズ』(同6.6%)となっている。
第2位は、UBSアセット・マネジメントの「UBS 原油先物ファンド」で、トータルリターンは80.14%となった。同ファンドは、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油の先物指数動向を反映する「UBSブルームバーグCMCI指数WTI原油指数(円換算ベース)」との連動を目指すインデックスファンド。2021年のNY原油は、新型コロナ禍からの経済正常化による需要回復を受けて急反発し、WTI原油先物価格は年間で55.01%上昇した。原油価格上昇を受けて、第4位には岡三アセットマネジメントの「シェール関連株オープン」が68.10%で入った。同ファンドは、米国、カナダ及びメキシコ企業の中から、シェールガス/オイルの生産拡大による成長が期待される企業や、エネルギーコスト低下による恩恵が見込まれる企業に投資する。2021年11月末時点の組入銘柄数は54で、組入上位は、米液化天然ガス(LNG)大手の『シェニエール・エナジー』(組入比率4.0%)、米石油大手『エクソンモービル』(同3.5%)と『シェブロン』(同3.4%)となっている。
第3位と第5位には新興国株式ファンドが入った。第3位はファイブスター投信投資顧問の「ベトナム・ロータス・ファンド」(愛称:ロータス)でトータルリターンは79.33%となった。同ファンドは、ベトナムの上場企業及びベトナム関連企業(ベトナムで営業を行うベトナム国籍以外の企業など)の中から、成長性・財務健全性・流動性などを踏まえて銘柄選択を行う。2021年11月末時点の組入銘柄数は60。組入上位はいずれもベトナム企業で、IT機器流通大手の『デジワールド・コーポレーション』(組入比率6.31%)、同国最大の住宅デベロッパーである『ビンホームズ』(同3.78%)、肥料・化学品メーカーの『ベトロベトナム化学肥料』(同3.77%)となっている。2021年のベトナム株式市場は経済活動の再開を受けて続伸した。代表的な株価指数であるベトナムVN指数は35.73%上昇(現地通貨ベース)し、11月後半には過去最高値を更新した。
第5位はHSBCアセットマネジメントの「HSBC インド・インフラ株式オープン」でトータルリターンは64.95%となった。同ファンドは、インド国内のインフラ関連企業や、収益のかなりの部分をインド国内の活動から得るインド国外企業の株式に投資する。2021年11月末時点の組入銘柄は38。組入上位銘柄はいずれもインド企業で、建設エンジニアリング大手の『ラーセン・アンド・トゥブロ』(組入比率9.8%)、石油関連・小売り・携帯電話事業などを展開する大手財閥リライアンスの中核企業『リライアンス・インダストリーズ』(同5.6%)、国営の『インド国営火力発電公社』(同4.6%)となっている。2021年のインド株式市場は続伸し、代表的な指数であるSENSEX指数の上昇率は21.99%となった。
提供:モーニングスター社