先週の流入額上位−「AB・米国成長株投信Dコース」が2週連続トップ、同ファンドでは2020年以降最大

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2022年1月17−21日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」(AB・米国成長株投信Dコース(H無)予想分配金)が2週連続のトップとなった。純資金流入額は437億円で、2021年9月13−17日の409億円を上回り、同ファンドの週次の純資金流入額としては、2020年以降で最大となった。

 このほかには、同シリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))が前々週(2022年1月11−14日)に続いてトップ10入りした。

 前週トップ10内に返り咲いたのは4ファンド。「日経225ノーロードオープン」と「楽天 日本株4.3倍ブル」が、国内株式の急落と買戻しの動きの中での資金流入により、2021年11月29日−12月3日以来のランクインとなったほか、「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)が同12月13−17日以来、「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」が同7月26−30日以来のランクインとなった。

 一方、前々週ランクインしていたファンドのうち、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」「米国ネクストビジョンファンド(為替ヘッジなし)」「投資のソムリエ」がトップ10圏外となった。
提供:モーニングスター社
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