前週の流入額上位−新規設定の「ジパング・オーナー企業株式ファンド」がランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2022年1月31−2月4日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、1月31日設定の「ジパング・オーナー企業株式ファンド」がランクインしたほか、5ファンドが返り咲いた。

 日興アセットマネジメントの「ジパング・オーナー企業株式ファンド」は、国内オーナー企業の株式に投資する。オーナー企業とは、経営者(資産管理会社や親族などを含めた間接的な保有を含む)が発行済株式総数の10%以上を保有する企業とする。銘柄選択に際しては、オーナー企業としての強みや特徴に関する定性分析を重視しつつ、利益成長性や流動性なども踏まえる。経営者による企業の私物化や事業継承、健康面などの問題の有無も調査する。運用は、東京海上アセットマネジメントで「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」を運用していた北原淳平氏が手掛ける。

 トップ10内に返り咲いた5ファンドは、1月17−21日以来2週ぶりのランクインとなる「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P50)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))、「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)と、2021年12月27−31日以来5週ぶりとなる「iFreeレバレッジ NASDAQ100」。「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は273億円の純資金流入となり、1月4−7日以来4週ぶりのトップとなった。

 先々週(2022年1月24−28日)に続いてランクインしたのは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」および「Bコース(為替ヘッジなし)」「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」「ダブル・ブレイン」の4ファンド。なお、第7位の「ダブル・ブレイン」は、運用資産規模を適正な範囲内に維持するため、2月1日から新規の購入申込の受付を一時停止しており、既契約済みの積立に基づく購入申込についても4月27日をもって一時停止する。

 一方、先々週ランクインしていたファンドのうち、「日経225ノーロードオープン」「楽天 日本株4.3倍ブル」「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」「SBI 日本株4.3ブル」「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」「しんきん インデックスファンド225」の6ファンドがトップ10圏外となった。
提供:モーニングスター社
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