株式投信の残高は5.6%増と2四半期ぶりに増加=投資信託の世界統計(2021年第4四半期)

 投資信託協会が先日公表した「投資信託の世界統計2021年第4四半期(10月〜12月)」によると、同四半期末の株式投信の純資産残高は前四半期(2021年第3四半期)末比5.6%増の33兆6400億ドルとなった。第3四半期は2021年9月の株価急落が響いて減少したが、第4四半期は2四半期ぶりの増加となった。

 世界の株価動向を示す「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」は第4四半期に6.39%上昇(第3四半期は▲1.45%)、米国株式市場でNYダウは7.37%上昇(同▲1.91%)とともに急反発した。好調な米7−9月期決算が好感されたほか、2021年12月には前月末に発生した新型コロナウイルスのオミクロン変異型に対する警戒感が和らいだ。

 同統計は、国際投資信託協会(IIFA)が46の国・地域から提供されたデータを集計したもの。投信全体(株式投信、公社債投信、バランスファンド、MMFなどの合計)の純資産残高も前四半期末比3.9%増の71兆500億ドル、バランスファンドも同3.3%増の8兆7800億ドルとともに2四半期ぶりに増加した。公社債投信は同0.6%増の13兆7200億ドルと3四半期連続の増加となった。

 第4四半期の投信全体の残高に占める株式投信残高のシェアは47.3%となった。公社債投信は19.3%、バランスファンドは12.4%となった。
提供:モーニングスター社
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