つみたてNISA対象ファンド3年リターン上位に米国株式ファンド多数、26日に2ファンド追加

 金融庁は26日、りそなアセットマネジメントの「Smart−i Select 全世界株式インデックス」と「Smart−i Select 全世界株式インデックス(除く日本)」の2ファンドをつみたてNISAの対象ファンドに追加した。『全世界株式インデックス』は日本を含む世界の株式を投資対象とし、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとする。『全世界株式インデックス(除く日本)』は、日本を除く世界の株式を投資対象とし、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)をベンチマークとする。両ファンドは27日に運用を開始した。

 2ファンドの追加により、対象ファンドは、指定インデックス投資信託183、指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)23、ETF7の合計213ファンドとなる。対象ファンドのパフォーマンスを確認した。

 213ファンド中、2022年3月末時点で運用期間3年以上の178ファンドを対象に、「指定インデックス投資信託」、「指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)」、「ETF」ごとに同月末までの過去3年間のトータルリターン(年率)の上位3ファンドを確認した。

 「指定インデックス投資信託」(対象148ファンド)の3年リターン(年率)のトップ3は、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」23.36%、「iFreeS&P500インデックス」23.24%、「米国株式インデックス・ファンド」22.98%となった。米国株高を背景に米国株式型が上位を独占し、第4位は「農林中金<パートナーズ>つみたてNISA米国株式 S&P500」22.68%、第5位は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」22.49%となった。トップの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を使って、運用開始月(2018年7月)から2022年3月まで毎月3万3000円ずつ積立投資を継続した場合を見ると、投資元本148.5万円が約235.5万円の評価額となった。

 「指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)」(対象23ファンド)では、「フィデリティ・米国優良株・ファンド」22.98%、「キャピタル 世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」20.92%、「iFreeNYダウ・インデックス」16.58%となった。「フィデリティ・米国優良株・ファンド」は米国上場企業の株式を主要投資対象とし、国際的優良企業や将来優良企業になると判断した企業に投資する。2022年2月末時点の組入銘柄は89で、組入比率上位は『アップル』(7.8%)、『マイクロソフト』(6.7%)、『アルファベット(クラスC)』(4.4%)となっている。

 ETF(対象7ファンド)では、「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」23.20%、「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI−KOKUSAI)」20.34%と米国を中心とした先進国株高の恩恵を受けるETFが第1位、第2位となり、「上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本」18.76%が続いた。
提供:モーニングスター社
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