先週の流入額上位−「インバウンド関連日本株ファンド」が初のランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2022年9月5−9日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「インバウンド関連日本株ファンド」(愛称:ビジット・ジャパン)が2021年以降で初のランクインとなったほか、4ファンドがトップ10内に返り咲いた。

 「インバウンド関連日本株ファンド」は、インバウンド需要(訪日外国人により生み出される需要)による恩恵が見込まれる国内企業の株式に投資する。インバウンド需要そのものだけではなく、派生需要により収益の増加が見込まれる企業にも幅広く投資する。観光目的の外国人の入国制限が7日から緩和されており、刺激材料となった。7月末時点のポートフォリオを見ると、組入銘柄は68で、組入上位は『三井不動産』(組入比率3.41%)、『西武ホールディングス』(同2.79%)、『寿スピリッツ』(同2.70%)などとなっている。

 トップ10内に返り咲いたのは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))。順に、8月15−19日以来、8月1−5日以来、7月11−15日以来、8月8−12日以来のランクインとなった。

 先週トップとなったのは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」。243億円の純資金流入となり、先々週(2022年8月29日−9月2日)の4位から順位を上げ、8月8−12日以来のトップとなった。

 このほかには、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が先々週に続いてトップ10内となった。

 一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「日経225ノーロードオープン」、「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド」(愛称:健次)、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」「楽天 日本株4.3倍ブル」「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)がトップ10圏外となった。
提供:モーニングスター社
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