「フューチャー・バイオテック」が初の5ツ星、米株低調な中で足元のパフォーマンスも良好

 三井住友DSアセットマネジメントの「フューチャー・バイオテック」が2022年9月末にモーニングスターレーティングで最上位の5ツ星を獲得した。2021年6月の付与開始から16カ月目で初の5ツ星となる。

 モーニングスターでは国内公募追加型株式投信を対象として、毎月上旬に前月末時点のレーティングを公表している。レーティングはファンドのリスク調整後リターンがその属するモーニングスターカテゴリー内でどの水準にあるのかを5段階で示したもの。最上位の5ツ星は、ファンドの運用効率がカテゴリー内において最も優れていることを表わす。

 同ファンドは、2つのファンドへの投資を通じて、実質的に、日本を含む世界のバイオテクノロジー及び医療機器関連企業の株式に投資する。バイオテクノロジー関連企業に投資するファンドの運用はカンドリアム・エス・シー・エーが、医療機器関連企業に投資するファンドの実質的な運用はFIAM LLCが行う。バイオテクノロジー関連企業の株式と医療機器関連企業の株式への投資割合は7:3を基本とする。2022年8月末時点で、バイオテクノロジー関連株式ファンドの組入銘柄は93、医療機器関連株式ファンドは49、国・地域別比率はともに米国が最も高く、順に79.6%、91.2%となっている。

 同ファンドの2022年9月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)は19.79%とカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を5.26%上回り、カテゴリー内で上位12%(206本中24位)。同月末時点の過去6カ月のトータルリターンは6.94%とカテゴリー平均を14.08%上回り、カテゴリー内上位5%(288本中12位)と、FRB(米連邦準備制度理事会)の相次ぐ利上げを受けて米国株式が低調な中にあって、足元のパフォーマンスも良好である。
提供:モーニングスター社
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