つみたてNISAの増加続く、若年層中心に伸び―金融庁調査(2022年6月末時点)

 金融庁が4日に公表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」(2022年6月末時点)によると、2022年6月末時点で、つみたてNISAの口座数及び口座における買付額は、いずれも前四半期末(2022年3月末)比での増加が継続した。金融庁は四半期ごとにNISAの開設・利用状況調査を実施し、公表している。

 2022年6月末時点のつみたてNISAの口座数は前四半期末比8.8%増の約639万口座、買付額は同16.7%増の約2兆1055億円(18−22年の利用枠で買付があった金額の合計)となった。買付額は2ケタの伸びが継続している。口座数、買付額ともに全世代で前四半期末から増加したが、中でも20歳代は口座数で前四半期末比11.2%増、買付額で同20.0%と伸びた。また、買付額では30歳代も同17.5%増となった。

 一般NISAの2022年6月末時点の口座数は前四半期末比0.8%増の約1065万口座、買付額は同2.6%増の約25兆9272億円となった。

 2021年6月末時点との比較では、口座数は一般NISAで14.0%減となったが、つみたてNISAは52.9%増、買付額は一般NISAで14.4%増、つみたてNISAは110.9%増(約2.1倍)となった。
提供:モーニングスター社
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