5年連続★★★★★に新たに1ファンド到達、10年リターンはカテゴリー内トップ

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)のアクティブファンドのうち、2022年10月末時点でモーニングスターレーティングが5年連続(60カ月、2017年11月−022年10月)で5ツ星となったファンドは7ファンドある。前月末時点から1ファンドが外れたものの、新たに1ファンドが到達した。

 モーニングスターでは毎月上旬に、国内公募追加型株式投信を対象に、前月末基準のモーニングスターレーティングを公表している。レーティングは、個々のファンドのリスク調整後リターンが、その属するモーニングスターカテゴリー内でどの水準にあるのかを5段階で示したもので、5ツ星が最上位となる。

 今回新たに5年連続5ツ星に到達したのは、三井住友DSアセットマネジメントの「大和住銀 DC海外株式アクティブファンド」。同ファンドは、実質的に日本を除く世界の企業の株式に投資する。日本を除く先進国を対象とする「MSCIコクサイ・インデックス(円換算)」をベンチマークとするが、リターン向上を目的として一部新興国の企業にも投資する。実質的な運用は、米国のティー・ロウ・プライス・アソシエイツ・インクが行う。

 2022年10月末時点のポートフォリオの組入銘柄数は67、国・地域別組入比率上位は米国62.6%、オランダ8.9%、イギリス7.7%、業種別組入比率上位はソフトウェア・サービス13.3%、各種金融10.5%、資本財8.4%。組入上位銘柄は、米金融サービスの『チャールズ・シュワブ』(組入比率4.9%)、オランダの航空機メーカー『エアバス』(同4.1%)、米医療保険の『ユナイテッドヘルス・グループ』(同4.0%)となっている。同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は18.47%とモーニングスターカテゴリー「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」平均を5.14%上回り、カテゴリー87本中トップとなっている。

 その他の連続5ツ星ファンドは、148カ月連続の「J−REITオープン(年4回決算型)」、95カ月連続の「One 国内株オープン」(愛称:自由演技)、94カ月連続の「明治安田 日本債券オープン(毎月決算型)」(愛称:しあわせ宣言(毎月決算型))などとなっている。
提供:モーニングスター社
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