金融庁が１２日に公表した「ＮＩＳＡ・ジュニアＮＩＳＡ口座の利用状況調査」（２０２２年９月末時点）によると、２０２２年９月末時点で、つみたてＮＩＳＡの口座数及び口座における買付額は、いずれも前四半期末（２０２２年６月末）比での増加が続いた。金融庁は四半期ごとにＮＩＳＡの開設・利用状況調査を実施し、公表している。

　２０２２年９月末時点のつみたてＮＩＳＡの口座数は前四半期末比７．２％増の約６８４万口座、買付額は同１６．２％増の約２兆４４７６億円（１８−２２年の利用枠で買付があった金額の合計）となり、買付額は２ケタの伸びが継続した。口座数、買付額ともに全世代で前四半期末から増加し、買付額は２０歳代の１８．９％増など全世代で２ケタの伸びとなった。

　一般ＮＩＳＡの２０２２年９月末時点の口座数は前四半期末比０．４％増の約１０６９万口座、買付額は同２．２％増の約２６兆４９５１億円（１４−２２年の利用枠で買付があった金額の合計）となった。

　２０２１年９月末時点との比較では、口座数は一般ＮＩＳＡで１３．８％減となったが、つみたてＮＩＳＡは４４．８％増、買付額は一般ＮＩＳＡで１３．７％増、つみたてＮＩＳＡは１０１．２％増（約２．０倍）となった。
提供：モーニングスター社