先週の流入額上位−「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が2週連続トップ、新規4ファンド

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2023年2月6−10日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が2週連続のトップとなったほか、4ファンドが新規にランクインした。

 「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は122億円の純資金流入。6日には純資産残高が1兆8065億円となり、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の1兆7977億円を抜いて、国内公募追加型株式投信(ETF除く)の中で純資産残高トップに立った。

 同ファンドのほかには、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「債券パワード・インカムファンド(資産成長型)」(愛称:パワード・インカム)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VTI)、「ピクテ・バイオ医薬品ファンド(毎月決算型)為替ヘッジなしコース」が先々週(2023年1月30日−2月3日)に続いてトップ10入りした。

 先週新たにランクインしたのは、「ノムラ・ジャパン・オープン」、「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」、「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」、「新光 US−REITオープン」(愛称:ゼウス)。「ダイワ・US−REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」は1月16−20日以来、「新光 US−REITオープン」は1月4−6日以来のランクイン。「ノムラ・ジャパン・オープン」、「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」は2022年以降で初めてのランクインとなった。

 「ノムラ・ジャパン・オープン」は実質的に、国内上場企業の中から、高い競争力や経営力により中長期的な業績拡大が期待でき、PER(株価収益率)などのバリュエーション指標面から中長期的に割安であると判断した銘柄に投資する。

 「イーストスプリング・インド消費関連ファンド」は実質的に、インド上場の消費関連企業のうち、高収益・高成長が続くと見込まれる企業の株式に投資する。

 一方、先々週トップ10入りしたファンドのうち、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「パインブリッジ・キャピタル証券ファンド(為替ヘッジあり)」、「北陸みらい応援ファンド」(愛称:北陸のかがやき)、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がトップ10圏外となった。
提供:モーニングスター社
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