投信残高は4四半期ぶり増加、株式投信は8.8%増=投資信託の世界統計(2022年第4四半期)
投資信託協会が先日公表した「投資信託の世界統計2022年第4四半期(10月〜12月)」によると、同四半期末の投資信託(株式投信、公社債投信、バランスファンド、MMFなどの合計)の純資産残高は前四半期(2022年第3四半期)末比7.1%増の60兆1480億ドルとなった。同四半期は、10〜11月にかけて米FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げペースを減速させるとの見方が広がったことから世界的な株高となり、投資信託の残高は4四半期ぶりに増加した。同統計は、国際投資信託協会(IIFA)が46の国・地域から提供されたデータを集計したものである。
株式投信の純資産残高は前四半期末比8.8%増の26兆9480億ドル、公社債投信の純資産残高は同2.6%増の11兆5490億ドル、バランスファンドは同7.7%増の7兆940億ドルとなり、いずれも4四半期ぶりに増加した。第4四半期末時点の投信全体の残高に占めるシェアは、株式投信44.8%、公社債投信19.2%、バランスファンド11.8%となった。
第4四半期は投信全体で1230億ドルの純資金流入(第3四半期は390億ドルの純資金流出)と3四半期ぶりの純資金流入となった。ただし、MMFが3320億ドルの純資金流入(同170億ドルの純資金流入)となったことが大きく、株式投信は530億ドルの純資金流出(同790億ドルの純資金流出)、公社債投信は1250億ドルの純資金流出(同420億ドルの純資金流入)、バランスファンドは460億ドルの純資金流出(同470億ドルの純資金流出)となった。
第4四半期は、世界の株価動向を示す「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」が前四半期末比9.40%上昇(第3四半期は同7.27%下落)し、米国株式市場ではNYダウが同15.39%上昇(同6.66%下落)した。債券は、2022年12月末の米10年債利回りが3.87%と同年9月末の3.83%から上昇(債券価格は下落)した。一時4.2%台を付けた。
提供:ウエルスアドバイザー社
株式投信の純資産残高は前四半期末比8.8%増の26兆9480億ドル、公社債投信の純資産残高は同2.6%増の11兆5490億ドル、バランスファンドは同7.7%増の7兆940億ドルとなり、いずれも4四半期ぶりに増加した。第4四半期末時点の投信全体の残高に占めるシェアは、株式投信44.8%、公社債投信19.2%、バランスファンド11.8%となった。
第4四半期は投信全体で1230億ドルの純資金流入(第3四半期は390億ドルの純資金流出)と3四半期ぶりの純資金流入となった。ただし、MMFが3320億ドルの純資金流入(同170億ドルの純資金流入)となったことが大きく、株式投信は530億ドルの純資金流出(同790億ドルの純資金流出)、公社債投信は1250億ドルの純資金流出(同420億ドルの純資金流入)、バランスファンドは460億ドルの純資金流出(同470億ドルの純資金流出)となった。
第4四半期は、世界の株価動向を示す「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」が前四半期末比9.40%上昇(第3四半期は同7.27%下落)し、米国株式市場ではNYダウが同15.39%上昇(同6.66%下落)した。債券は、2022年12月末の米10年債利回りが3.87%と同年9月末の3.83%から上昇(債券価格は下落)した。一時4.2%台を付けた。
提供:ウエルスアドバイザー社