「日本好配当リバランスオープン」への資金流入が加速、5月の純資金流入額は初の100億円超え

 岡三アセットマネジメントの「日本好配当リバランスオープン」への純資金流入が加速している。ウエルスアドバイザーの推計によると、2023年5月の純資金流入額は103億円と単月で初めて100億円を超えた。日本株式の上昇と相まって、純資産残高も急ピッチで拡大している。

 純資金流入額は今年3月に62億円、4月に88億円と2カ月連続で設定(2005年3月)来最大を更新し、5月には一段と拡大した。2023年に入ってからの増加ぶりが際立つ。

 同ファンドは、日経500種平均株価採用銘柄の中から、予想配当利回りの上位70銘柄程度に投資する。各銘柄にはおおむね等金額投資する。2023年5月8日時点のポートフォリオを見ると、組入銘柄数は70、組入銘柄の予想平均配当利回りは4.59%と東証プライム市場加重平均利回りの2.42%を上回る。ROE(株主資本利益率)は9.81%とTOPIXの8.07%を上回る一方、PBR(株価純資産倍率)は0.87倍とTOPIXの1.28倍を下回っている。

 2023年5月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は10.81%とカテゴリー「国内中型バリュー」平均を2.74%上回り、カテゴリー20本中第2位。信託報酬等(税込)は年率0.91%で、コストの相対的な水準を表すフィーレベルはカテゴリー「国内株中型・アクティブ」内で最も低コストの「安い」となっている。

 純資産残高は、2022年12月後半に2007年10月前半以来15年2カ月ぶりに100億円台を回復した後、2カ月後の2023年2月後半に200億円台、1カ月半後の同年4月中旬に300億円台、1カ月後の5月中旬に400億円台に到達。6月8日時点は496億円と500億円に迫っている。
提供:ウエルスアドバイザー社
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