ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは１３日に「ＧＳ　ワールド・シフト株式ファンド」（愛称：ｓｈｉｆｔＷＩＮ）の「Ａコース（限定為替ヘッジ）」と「Ｂコース（為替ヘッジなし）」の運用を開始した。「Ｂコース（為替ヘッジなし）」の設定日残高は１８９億円となり、同日までの今年の設定ファンド（ＥＴＦ除く）１００本の中で第２位となった。

　同シリーズは、外国籍ファンドを通じて、実質的に、日本を含む先進国を中心とした企業の中から、国際社会の変容に関連する主要テーマからの恩恵が見込まれる５０〜７０社の株式に投資する。現時点では、主要テーマとして、「資源の安定確保」（重要資源の確保、エネルギー源の多様化、脱炭素社会への移行など）、「サプライチェーンの再構築」（サプライチェーンの効率化、生産拠点の国内回帰など）、「国家セキュリティの強化」（防衛産業の基盤強化、防衛技術のハイテク化、サイバーセキュリティ対策など）を挙げている。実質的な運用は、世界６地域からなるゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのファンダメンタル株式運用グループが担う。決算回数は年２回。信託報酬等（税込）は年率１．７８７５％。

　同シリーズは、同社「ＷＩＮシリーズ」（ｎｅｔＷＩＮ、ｎｅｘｔＷＩＮ、ｅｃｏＷＩＮ）の一角をなす。「ＷＩＮシリーズ」の主なファンドの６月１４日時点の純資産残高を見ると、「ｎｅｔＷＩＮ　ＧＳテクノロジー株式ファンド」の「Ｂコース（為替ヘッジなし）」が７９６７億円、「Ａコース（為替ヘッジあり）」が１６７１億円、ｎｅｘｔＷＩＮシリーズの「ＧＳ　フューチャー・テクノロジー・リーダーズ　Ｂコース（為替ヘッジなし）」が２５９９億円、ｅｃｏＷＩＮシリーズの「ＧＳ　グローバル環境リーダーズ　年２回決算コース」が３４２億円となっている。
提供：ウエルスアドバイザー社