先週の流入額上位−新規設定の「半導体関連世界株式戦略ファンド」がトップ、2ファンドが返り咲き

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて先週(2023年7月31日−8月4日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、三井住友トラスト・アセットマネジメントが新規設定した「半導体関連 世界株式戦略ファンド」(愛称:半導体革命)がトップとなったほか、2ファンドがトップ10内に返り咲いた。

 「半導体関連 世界株式戦略ファンド」の純資金流入額は約630億円。設定日は7月31日で、設定日残高560億円は今年最大となった。同ファンドは、外国籍ファンドへの投資を通じて、実質的に日本を含む半導体関連企業の株式に投資する。銘柄選別に際しては、成長性や株価の割安度などを考慮する。外国籍ファンドの実質的な運用は、マニュライフ・インベストメント・マネジメントが手掛ける。

 先週トップ10内に返り咲いたのは、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・VTI)。両ファンドともに7月18−21日以来2週ぶりのランクインとなった。

 先々週(7月24−28日)に続いてトップ10内となったのは、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」「高成長インド・中型株式ファンド」「高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)」「ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド」の7ファンド。

 一方、先々週トップ10入りしていたファンドのうち、「日本好配当リバランスオープン」「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」がトップ10圏外となった。
提供:ウエルスアドバイザー社
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