前週の流入額上位−国内株式インデックス3ファンドが今年初めてのランクイン

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、ウエルスアドバイザー推計値に基づいて前週(2024年8月5日−8月9日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ「eMAXIS Slim国内株式(日経平均)」「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」「eMAXIS 日経225インデックス」の3ファンドが新規にランクインした。いずれも国内株式への連動を目指すインデックスファンドで今年初めてのランクインとなった。

 「eMAXIS Slim国内株式(日経平均)」の純資金流入額は約104億円「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」は約76億円「eMAXIS 日経225インデックス」は約66億円となり、純資金流入額ランキングで順に第7位、第8位、第10位となった。前週の国内株式は大幅に続落し、5日には日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)ともに過去最大の下げ幅を記録した。大幅に下落する中で、国内株式インデックスファンドには国内株価の反転を見込んだ資金が流入したもようだ。なお、前々週(7月29日−8月2日)に続いてトップ10入りした「日経225ノーロードオープン」「楽天 日本株4.3倍ブル」「SBI 日本株4.3ブル」も、国内株価の反転を期待した資金が継続して向かったと見られる。

 「日経225ノーロードオープン」「楽天 日本株4.3倍ブル」「SBI 日本株4.3ブル」のほかには「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」(愛称:世界のベスト)が前々週に続いてトップ10入りした。このうち「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は約487億円の純資金流入となり、7月8−12日以来4週ぶりのトップとなった。

 一方、前々週トップ10入りしていたファンドのうち「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」「HSBC インド・インフラ株式オープン」がランク外となった。
提供:ウエルスアドバイザー社
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