みずほ投信が「MHAMグローイング・アジア株式F」を設定、中国とインド、ASEAN株式に投資(1)

 みずほ投信投資顧問は2月26日、中国、インド、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域の株式に投資する「MHAMグローイング・アジア株式ファンド」<2010022607>(追加型/海外/株式)の設定・運用を開始した。将来の成長期待の高いアジア・東南アジア地域のなかでも、中国、インドに加えて、域内貿易圏の拡大の恩恵を受けるASEANを投資対象地域に加え、アジアの総合的な経済発展の恩恵を受けることを狙う仕組みとなる。また、各地域の投資助言会社は、「現地で高いプレゼンス、運用スキルを持つ運用会社を厳選した」(外国株式運用部・江尻シニアファンドマネージャー)といい、個別企業の発掘や運用に長けた運用会社を時間をかけて選別、アジア投資にこだわったファンドとなる。販売会社はみずほインベスターズ証券、大熊本証券、長野証券、前田証券。年1回(2月25日)決算。3月18日時点での純資産額は約22億8300万円。

 「MHAMグローイング・アジア株式ファンド」は、マザーファンドを通じて中国、インド、ASEAN諸国の株式にそれぞれ投資する仕組みを取る。中国、インド、ASEAN諸国の株式への投資比率はおおむね3分の1ずつ、均等投資することを目指す。各投資先のマザーファンドの運用については、中国株式部分は「ハーベスト・グローバル・インベストメンツ社(以下、ハーベスト社)」、インド株式部分は「UTIアセットマネジメント社(以下、UTI社)」、ASEAN株式部分は「UOBアセットマネジメント社」からの投資助言、情報提供を受ける。高い経済成長が期待されるアジアのなかでも、特に成長ドライバーとなることが見込まれる中国、インドに加えて、ASEAN諸国に3分の1ずつ投資。投資家に対する「わかりやすさ」を追求すると同時に、個別銘柄の調査体制が整っている運用会社を投資助言会社とすることで、株式市場で認識されていない企業の成長を取り込むことも狙う。

 中国株式の投資助言会社のハーベスト社は、グループでの運用資産残高が中国国内でもトップクラスを誇り、北京を中心に約80人もの投資プロフェッショナルを備えるなど運用リソースが充実し、株式のアナリストも30名近くに上る。同社投資助言担当チームは香港にあり、みずほ投信投資顧問とのコミュニケーションも十分に取れる体制となっている。将来的にはQFII(適格海外機関投資家)枠を通じて中国A株へ投資する可能性も考えられ、香港に運用拠点を置きながらも「中国A株に強みを持つ運用会社は限られている」(同)ことから、ハーベスト社に注目したという。
提供:モーニングスター社
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