野村AMが「野村クラウドコンピューティング&スマートグリッド関連株投信」を4月16日に設定(2)

 野村アセットマネジメントは4月16日、投資家の注目が集まっている世界の「クラウドコンピューティング」関連企業の株式と「スマートグリッド」関連企業の株式に投資する「野村クラウドコンピューティング&スマートグリッド関連株投信Aコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし)」(追加型投信/内外/株式)の設定・運用を開始する。
 実際の投資は、RCMグループの3社(RCMキャピタル・マネジメント・エル・エル・シー、アリアンツ・グローバル・インベスターズKAG、RCMアジア・パシフィック・リミテッド)にマザーファンドの運用上の株式などの運用指図権限の一部を委託。独自のグラスルーツリサーチ(300名以上のレポーターや調査員が調査対象の収益機会やリスクについて調査する。アナリストの視点以外からの幅広い調査が可能)や、担当のセクターアナリストのファンダメンタルズ分析などを活用し、各銘柄にレーティングを付与し投資候補銘柄を選別する。最終的には40銘柄程度でポートフォリオを構築する。

 マザーファンドの運用を担当する運用責任者は運用経験年数が22年のベテラン。テクノロジーセクターのアナリスト3名を加えたチームでの運用になるが、同チームが運用するインターネット関連銘柄に投資する別のファンドは09年にドイツで高い評価を得ている。

 参考ポートフォリオ(10年1月29日時点、実際の組み入れとは異なる可能性がある)では、米ドルが91.0%とほとんどを占めるが、日本円も4.0%入っている。一方で、「韓国、中国などの企業にも注目している」(同)など世界各国の幅広い銘柄を投資対象としている。運用指図の権限の一部委託先となるRCMグループ3社はそれぞれ米国・欧州・中国にあり、現地情報を活用する体制を整えている。業種配分ではテクノロジー・ハードウェアおよび機器35.9%、ソフトウエア・サービス35.1%とハイテク関連が上位を占め、資本財18.7%が続く。参考ポートフォリオの上位銘柄はアップル8.0%、シスコシステムズ6.3%、グーグル6.0%、マイクロソフト5.0%と知名度の高い銘柄が並ぶ。

 現状では「クラウドコンピューティング関連」、あるいは「スマートグリッド関連」のみで収益を上げている企業はまだ少ないが、中長期的にこの2つのテーマに関連する売上拡大が期待される銘柄が選別されている。09年には米ハイテク関連銘柄の株価が比較的大きく上昇しており、同ファンドには堅調なハイテク関連のパフォーマンスに再注目するという側面もある。

主な購入費用など
買付コース、単位:「一般コース(1万口以上1万口単位、当初元本1口=1円)」、「自動けいぞく投資コース(1万円以上1円単位)」
買付手数料(税込み):3.675%
信託報酬率(税込み、年):1.8585%(マネープールは0.5775%以内、4月16日時点では0.1575%)
信託財産留保額:0.3%(マネープールはなし)
スイッチング手数料(税込み):1.8375%(マネープールへのスイッチングは無料、別途に換金時と同様の信託財産留保額がかかる)
提供:モーニングスター社
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