大和投資信託が限定追加型F2本設定、ブラジル国債とベトナム株、ブラジル国債とインドネシア株に投資
大和投資信託は5月25日、ブラジル国債とベトナム株式に投資する「ツインアクセル(ブラジル国債&ベトナム株式)<2017−01>」(追加型投信/海外/資産複合)と、ブラジル国債とインドネシア株式に投資する「ツインアクセル(ブラジル国債&インドネシア株式)<2017−01>」(追加型投信/海外/資産複合)の設定・運用を開始する。両ファンドとも当初申し込み期間は5月24日までであり、継続申し込み期間は5月27日までに限定している。信託期間は17年1月24日まで。
高金利のブラジル・レアル建て国債に投資し、ファンドの満期償還時にブラジル・レアルベースで当初投資元本を確保することを狙うと同時に、高成長が期待できるベトナム株式、インドネシア株式にそれぞれ投資することで株式の値上がり益も期待できる仕組みのファンドとなっている。両ファンドとも、年1回(5月24日)決算。販売会社は大和証券。「ツインアクセル(ブラジル国債&ベトナム株式)」の募集上限額は270億円、「ツインアクセル(ブラジル国債&インドネシア株式)」の募集上限額は780億円。なお、「ツインアクセル(ブラジル国債&インドネシア株式)」のみ、基準価格(1万口)が一度でも1万5000円を超えた場合に安定運用に切り替え、繰り上げ償還を行う仕組みとなっている(基準価格が1万5000円を超えてから満期償還日までの期間が短い場合、繰上げ償還は行わないことがある)。
両ファンドは、当初設定時にブラジル・レアル建ての国債に6割程度、株式運用部分(ベトナム株式、もしくはインドネシア株式)に4割程度投資することを目指す(実際には流動性などの問題があり、想定比率でスタートしない可能性もある)。ブラジルは金利が高いため、当初設定時に6割程度をブラジル・レアル建ての国債に投資し、満期償還時(2017年1月)まで保有することで投資元本(ブラジル・レアルベース)をおおむね確保することができる。したがって、株式運用部分はそのままファンドの収益となることが期待できる。
例えば、ベトナム株式市場は投資対象として日本人投資家の人気を集めているが、新興国の市場の中でも比較的変動幅が大きい。一方、高金利国として同じく投資家の人気を集め、投資対象が同じ新興国でも債券ということで比較的値動きの安定しているブラジル・レアル建て国債にも投資することで、ボラティリティを抑えると同時に投資対象の分散と通貨分散も図る仕組みとなっている。
ファンドは、変動幅の大きな新興国市場のベトナムやインドネシア株式市場も投資対象としながら、ブラジル・レアル建て国債のみでブラジル・レアルベースでの当初投資元本を狙う仕組みを整えるなど、類例のない仕組みのファンドとなっている。
実際の運用では、債券部分についてはダイワ アセット マネージメント(ヨーロッパ)に運用指図にかかる権限の一部を委託、株式部分については、ダイワアセット マネージメント(シンガポール)リミテッドが運用を担う。大和投資信託としては現在、「ダイワ・アジア新興国株ファンド」などへの投資を通じてそれぞれの国の株式への投資を行っており、アジア株の運用チームは5名で構成されている。インドネシア株式とベトナム株式の運用もベテランのファンドマネジャーが担当する。インドネシア株式部分のポートフォリオは、20銘柄から30銘柄程度で構成される予定(10年3月末時点、実際の組み入れとは異なる可能性がある)。
金融の組み入れ比率が2割超と一番高いものの、インドネシア株式市場の一般的な株価指数であるジャカルタ総合指数と比べると組み入れ比率は低く、資本財・サービスや生活必需品セクターの組み入れ比率を高めている。ベトナム株式に投資する部分については、インドネシア株式を運用する運用チームと同じチームが運用を担当するが(担当ファンドマネジャーは異なる)、ベトナム現地のサイゴン証券から投資助言を受ける(同証券は大和証券グループ本社と資本業務提携契約を締結している)。
参考ポートフォリオ(10年3月末時点、実際の組み入れとは異なる可能性がある)では、一般的なベトナムの株価指数MSCIベトナムと比較して素材、エネルギー、金融セクターを多めとする一方、外国人投資家枠で制限のある生活必需品は少なめとし、20銘柄程度で構成される予定。
主な購入費用、コースなど
購入単位:10万円以上1円単位または10万口以上1口単位
コース:「分配金再投資コース」、「分配金支払いコース」の2コース
申込手数料(上限、税込み):3.15%
信託報酬率(年、税込み):1.575%
信託財産留保額:なし
提供:モーニングスター社
高金利のブラジル・レアル建て国債に投資し、ファンドの満期償還時にブラジル・レアルベースで当初投資元本を確保することを狙うと同時に、高成長が期待できるベトナム株式、インドネシア株式にそれぞれ投資することで株式の値上がり益も期待できる仕組みのファンドとなっている。両ファンドとも、年1回(5月24日)決算。販売会社は大和証券。「ツインアクセル(ブラジル国債&ベトナム株式)」の募集上限額は270億円、「ツインアクセル(ブラジル国債&インドネシア株式)」の募集上限額は780億円。なお、「ツインアクセル(ブラジル国債&インドネシア株式)」のみ、基準価格(1万口)が一度でも1万5000円を超えた場合に安定運用に切り替え、繰り上げ償還を行う仕組みとなっている(基準価格が1万5000円を超えてから満期償還日までの期間が短い場合、繰上げ償還は行わないことがある)。
両ファンドは、当初設定時にブラジル・レアル建ての国債に6割程度、株式運用部分(ベトナム株式、もしくはインドネシア株式)に4割程度投資することを目指す(実際には流動性などの問題があり、想定比率でスタートしない可能性もある)。ブラジルは金利が高いため、当初設定時に6割程度をブラジル・レアル建ての国債に投資し、満期償還時(2017年1月)まで保有することで投資元本(ブラジル・レアルベース)をおおむね確保することができる。したがって、株式運用部分はそのままファンドの収益となることが期待できる。
例えば、ベトナム株式市場は投資対象として日本人投資家の人気を集めているが、新興国の市場の中でも比較的変動幅が大きい。一方、高金利国として同じく投資家の人気を集め、投資対象が同じ新興国でも債券ということで比較的値動きの安定しているブラジル・レアル建て国債にも投資することで、ボラティリティを抑えると同時に投資対象の分散と通貨分散も図る仕組みとなっている。
ファンドは、変動幅の大きな新興国市場のベトナムやインドネシア株式市場も投資対象としながら、ブラジル・レアル建て国債のみでブラジル・レアルベースでの当初投資元本を狙う仕組みを整えるなど、類例のない仕組みのファンドとなっている。
実際の運用では、債券部分についてはダイワ アセット マネージメント(ヨーロッパ)に運用指図にかかる権限の一部を委託、株式部分については、ダイワアセット マネージメント(シンガポール)リミテッドが運用を担う。大和投資信託としては現在、「ダイワ・アジア新興国株ファンド」などへの投資を通じてそれぞれの国の株式への投資を行っており、アジア株の運用チームは5名で構成されている。インドネシア株式とベトナム株式の運用もベテランのファンドマネジャーが担当する。インドネシア株式部分のポートフォリオは、20銘柄から30銘柄程度で構成される予定(10年3月末時点、実際の組み入れとは異なる可能性がある)。
金融の組み入れ比率が2割超と一番高いものの、インドネシア株式市場の一般的な株価指数であるジャカルタ総合指数と比べると組み入れ比率は低く、資本財・サービスや生活必需品セクターの組み入れ比率を高めている。ベトナム株式に投資する部分については、インドネシア株式を運用する運用チームと同じチームが運用を担当するが(担当ファンドマネジャーは異なる)、ベトナム現地のサイゴン証券から投資助言を受ける(同証券は大和証券グループ本社と資本業務提携契約を締結している)。
参考ポートフォリオ(10年3月末時点、実際の組み入れとは異なる可能性がある)では、一般的なベトナムの株価指数MSCIベトナムと比較して素材、エネルギー、金融セクターを多めとする一方、外国人投資家枠で制限のある生活必需品は少なめとし、20銘柄程度で構成される予定。
主な購入費用、コースなど
購入単位:10万円以上1円単位または10万口以上1口単位
コース:「分配金再投資コース」、「分配金支払いコース」の2コース
申込手数料(上限、税込み):3.15%
信託報酬率(年、税込み):1.575%
信託財産留保額:なし
提供:モーニングスター社