アクティブに資産比率を変更、新興国資産にも投資――マネックス資産設計ファンド エボリューション(1)

 マネックス証券は5月10日から、新ファンド「マネックス資産設計ファンド エボリューション」の募集を開始した。設定は5月28日。運用会社はDIAMアセットマネジメント。
 同ファンドは世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託)を投資対象とするいわゆる「バランス・ファンド」となるが、「地球に丸ごと投資する」とのコンセプトのもと、日本株に対するホームバイアスを外している。さらに、「日本株に投資するのと同じリスクを持つのであれば、より『成長性』を重視する」(マネックス証券・新商品企画部)との考えから、新興国株式や新興国債券を投資対象に加えている。
 また、運用会社のDIAMが持つ年金運用のノウハウを生かし、投資対象の5資産(先進国株式・債券、先進国REIT、新興国株式・債券)の投資比率をアクティブに変更することに加えて、先進国株式・債券については国別での配分比率も変更するなど、これまでにない投資比率の変更を行うバランス・ファンドとなる。年1回(1月11日)決算。
 「マネックス資産設計ファンド エボリューション」は、世界の株式、債券、REITを投資対象とする。実際に投資対象となるのは、いずれもパッシブ・ファンド。先進国株式部分は国内株式パッシブ・ファンド(最適化法)・マザーファンドと外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンドを通じて投資し、新興国株式はエマージング株式パッシブ・マザーファンド、先進国債券は国内債券パッシブ・ファンド・マザーファンドと外国債券パッシブ・ファンド、新興国債券はエマージング債券パッシブ・マザーファンド、先進国REITはJ−REITインデックスファンド・マザーファンドとグローバルリート・パッシブ・ファンド・マザーファンドを通じて投資する。
 バランス・ファンドとされるファンドの多くが日本株に投資する部分を設けることで日本株への投資バイアスを掛けているが、「一般的な世界の株式のインデックスであるMSCIワールド・インデックスでも日本株の比率は10%程度」(同)といい、同ファンドでは日本株に投資する部分も先進国株式に投資する部分に組み入れ、先進国株式の中の一つの投資対象として日本株に投資する。また、新興国債券・株式を投資対象に組み入れることで、先進国のみのポートフォリオよりも相対的に高いリターンを期待できる仕組みとなる。
提供:モーニングスター社
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