中央三井AMが「オーストラリア公社債ファンド」設定、社債などを含めた幅広い豪ドル建て債券に投資(1)
中央三井アセットマネジメントは5月31日、「オーストラリア公社債ファンド(愛称=オージーボンド)」<2010053105>を設定し、運用を開始した。他社も含めてオーストラリア債券を主要投資対象とするファンドは過去にも積極的に設定されているが、同ファンドでは今回、社債も含めた幅広い豪ドル建て債券に注目している。販売会社は中央三井信託銀行。毎月(原則20日)決算。6月3日時点の純資産額は4億6400万円。
「オーストラリア公社債ファンド」は、「LM・オーストラリア債券ファンド(適格機関投資家専用)」への投資を通じて、主に投資適格格付(BBB格相当以上)を付与された豪ドル建ての国債、州政府債、国際機関債、社債、モーゲージ証券、資産担保証券などに投資する(中央三井アセットマネジメントが運用するマネープールマザーファンドにも投資する)。
また、主要投資対象ファンドの運用会社はレッグ・メイソン・アセット・マネジメントとなるが、実質的な運用は投資顧問会社であるウエスタン・アセットの豪州拠点(ウエスタン・アセット・マネジメント・カンパニー・ピーティーワイ・リミテッド)が行う。ウエスタン・アセットは1971年設立の債券専門の運用会社で、特に日本では国内最大の公募ファンドである「グローバル・ソブリン・オープン」で投資顧問会社を務めていることで知名度が高い。
ウエスタン・アセットは豪州社債市場が発達する以前の1995年(当時、債券総合指数に占める社債の比率は3%程度だった)から社債を主要投資対象とするファンドを立ち上げるなど、豪州債券市場のなかでも特に社債について豊富なノウハウを持っており、同ファンドを担当するウエスタン・アセットのファンドマネジャーも経験豊富なベテランのファンドマネジャーが担当する。
これまで豪州債券を投資対象とするファンドは単一国に投資するファンドとしては比較的多く設定されてきたが、国債や州政府債、国際機関債などに注目したファンドが多かった。ただ、オーストラリア債券市場の発行残高の推移をみると、国債の発行残高が比較的抑えられてきたのに比べ、社債などの発行残高は大きく伸びてきている。同ファンドは発行額が伸びている社債に注目、国債に比べて信用力は劣るものの、高利回りが期待できる社債を組み入れる戦略をとる。また、「単純に利回りが高いといった観点だけではなく、債券の中でもさまざまな種類の債券に投資することでリスクを低減する」(業務企画部)といった意味もあるという。
提供:モーニングスター社
「オーストラリア公社債ファンド」は、「LM・オーストラリア債券ファンド(適格機関投資家専用)」への投資を通じて、主に投資適格格付(BBB格相当以上)を付与された豪ドル建ての国債、州政府債、国際機関債、社債、モーゲージ証券、資産担保証券などに投資する(中央三井アセットマネジメントが運用するマネープールマザーファンドにも投資する)。
また、主要投資対象ファンドの運用会社はレッグ・メイソン・アセット・マネジメントとなるが、実質的な運用は投資顧問会社であるウエスタン・アセットの豪州拠点(ウエスタン・アセット・マネジメント・カンパニー・ピーティーワイ・リミテッド)が行う。ウエスタン・アセットは1971年設立の債券専門の運用会社で、特に日本では国内最大の公募ファンドである「グローバル・ソブリン・オープン」で投資顧問会社を務めていることで知名度が高い。
ウエスタン・アセットは豪州社債市場が発達する以前の1995年(当時、債券総合指数に占める社債の比率は3%程度だった)から社債を主要投資対象とするファンドを立ち上げるなど、豪州債券市場のなかでも特に社債について豊富なノウハウを持っており、同ファンドを担当するウエスタン・アセットのファンドマネジャーも経験豊富なベテランのファンドマネジャーが担当する。
これまで豪州債券を投資対象とするファンドは単一国に投資するファンドとしては比較的多く設定されてきたが、国債や州政府債、国際機関債などに注目したファンドが多かった。ただ、オーストラリア債券市場の発行残高の推移をみると、国債の発行残高が比較的抑えられてきたのに比べ、社債などの発行残高は大きく伸びてきている。同ファンドは発行額が伸びている社債に注目、国債に比べて信用力は劣るものの、高利回りが期待できる社債を組み入れる戦略をとる。また、「単純に利回りが高いといった観点だけではなく、債券の中でもさまざまな種類の債券に投資することでリスクを低減する」(業務企画部)といった意味もあるという。
提供:モーニングスター社