新興国ニュース=アジア・新興国ファンドの運用マネージャー調査では中国株が一番人気
複数の欧米メディアの報道によると、アジア戦略ファンドや新興国戦略ファンドの運用マネージャーにとって、中国株が最も人気の高い投資対象であることがメリルリンチの11月調査で明らかになった。成長が著しい新興国のうち、資産配分で中国株をオーバーウエート(強気)にしている運用マネージャーの比率は差し引き67%となったという。1年前の同調査では、この数値はわずか19%にとどまっていたので、中国人気は3倍以上になったことになる。中国の成長神話は崩れたものの、最近の原油価格の急落が原油輸入国である中国に追い風となっており、景気回復のための政策手段が評価されたようだ。
もっとも、今後1年間で中国経済の成長が鈍化すると見ている運用マネージャーの比率は差し引き85%と報じられており、経済の先行きについては依然として厳しい見方が強い。
なお、中国のほかにオーバーウエートとしているファンドマネージャーが多い国はトルコとロシアで、反対にアンダーウエートが多いのは韓国、チリ、台湾となっている。インドはBRICsの中では最下位で、地域別ではアジアが中南米を押さえて人気を集めていると紹介されている。
提供:モーニングスター社
もっとも、今後1年間で中国経済の成長が鈍化すると見ている運用マネージャーの比率は差し引き85%と報じられており、経済の先行きについては依然として厳しい見方が強い。
なお、中国のほかにオーバーウエートとしているファンドマネージャーが多い国はトルコとロシアで、反対にアンダーウエートが多いのは韓国、チリ、台湾となっている。インドはBRICsの中では最下位で、地域別ではアジアが中南米を押さえて人気を集めていると紹介されている。
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