野村AMの「野村グローバルCB投信(バスケット通貨選択型)」―高利回りの世界の転換社債に投資(1)
野村アセットマネジメントは7月22日、世界のCB(転換社債)に投資するファンド「野村グローバルCB投信(バスケット通貨選択型)(毎月分配型)/(年2回決算型)」6ファンドの設定・運用を開始する。
同ファンドは、日本を除く世界の企業が発行するCBのなかで高利回りの銘柄に投資する。為替ヘッジ手法の異なる「円コース」「資源国通貨コース」「アジア通貨コース」の3コースを備える「バスケット通貨選択型」ファンドとなる。「毎月決算型」の決算日は原則毎月20日。「年2回決算型」の決算日は3月と9月の20日。また、「マネープールファンド(年2回決算型)」も同時に設定され、マネープールファンドへのスイッチングも可能な仕組みとなっている。販売会社は野村証券。
7月26日時点での「野村 グローバルCB投信(資源国通貨)毎月」<2010072202>の純資産額は489億6800万円、「野村 グローバルCB投信(円)毎月」<2010072201>は44億6800万円、「野村 グローバルCB投信(アジア通貨)毎月」<2010072203>は47億7300万円、「野村 グローバルCB投信(資源国通貨)年2回」<2010072205>は27億3300万円、「野村 グローバルCB投信(円)年2回」<2010072204>は4億1400万円、「野村 グローバルCB投信(アジア通貨)年2回」<2010072206>は7億800万円。
「野村グローバルCB投信(バスケット通貨選択型)」は、日本を除く世界企業の発行する高利回りCBを主要投資対象とする(円建て外国籍投信「ノムラ・マルチ・マネージャーズ・ファンド−グローバル・コンバーティブル・ボンド」を通じて投資する)。投資対象のCBは、原則として発行後の一定期間内に一定価格(転換価格)で発行会社の株式に転換できる権利(転換権)が付与されている社債を指す。
CBは、クーポン収入があるといった債券的性質を持つと同時に、株式に転換して保有することもできる。価格変動については、転換対象先の株価に連動して動く性質があるため、転換対象の株式の上昇とともにCB価格が上昇する「株価連動性」と、株価の下落時には債券としての性質がCB価格の下落を和らげる「下方硬直性」を持つとされる。
過去のCBの価格推移については、おおむね株式と債券の中間の値動きを示してきた。ただ、2008年には世界的な金融危機を背景にCB市場の時価総額は欧米で大きく縮小し、CBの価格も全体的に大きく下落した。金融危機時に、それまでCBを投資対象としていたヘッジファンドなどによる資金の流出が起こったことなどが理由とされる。一方、09年にはCB価格もおおむね大幅に上昇しており、足元では、企業の主要な資金調達手段としてのCB発行は回復基調にあるという。「CB市場への投資主体は、ヘッジファンドから投資信託などのリアルマネーに移ったようだ」(アドバイザリー運用部)といい、安定的な資金流入が期待できるとの見方だ。
投資対象のCBについては、日本を除く「米国」市場と「欧州その他」市場の2地域に分割。各地域への投資比率は純資産の50%を中心に、40%程度から60%程度の範囲内で運用する予定(設定当初は、「欧州その他」は50%、「米国」は50%となる)。また、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジーが運用体制や運用プロセスについて独自の定性評価を行い、運用会社を複数選定しており、設定当初はJPモルガン・アセット・マネジメントと、UBSグローバル・アセット・マネジメントになる(運用会社は今後追加・変更される可能性がある)。両運用会社とも、日本でCBを投資対象としたファンドをすでに運用しているなど、CBの運用経験にたけている。
提供:モーニングスター社
同ファンドは、日本を除く世界の企業が発行するCBのなかで高利回りの銘柄に投資する。為替ヘッジ手法の異なる「円コース」「資源国通貨コース」「アジア通貨コース」の3コースを備える「バスケット通貨選択型」ファンドとなる。「毎月決算型」の決算日は原則毎月20日。「年2回決算型」の決算日は3月と9月の20日。また、「マネープールファンド(年2回決算型)」も同時に設定され、マネープールファンドへのスイッチングも可能な仕組みとなっている。販売会社は野村証券。
7月26日時点での「野村 グローバルCB投信(資源国通貨)毎月」<2010072202>の純資産額は489億6800万円、「野村 グローバルCB投信(円)毎月」<2010072201>は44億6800万円、「野村 グローバルCB投信(アジア通貨)毎月」<2010072203>は47億7300万円、「野村 グローバルCB投信(資源国通貨)年2回」<2010072205>は27億3300万円、「野村 グローバルCB投信(円)年2回」<2010072204>は4億1400万円、「野村 グローバルCB投信(アジア通貨)年2回」<2010072206>は7億800万円。
「野村グローバルCB投信(バスケット通貨選択型)」は、日本を除く世界企業の発行する高利回りCBを主要投資対象とする(円建て外国籍投信「ノムラ・マルチ・マネージャーズ・ファンド−グローバル・コンバーティブル・ボンド」を通じて投資する)。投資対象のCBは、原則として発行後の一定期間内に一定価格(転換価格)で発行会社の株式に転換できる権利(転換権)が付与されている社債を指す。
CBは、クーポン収入があるといった債券的性質を持つと同時に、株式に転換して保有することもできる。価格変動については、転換対象先の株価に連動して動く性質があるため、転換対象の株式の上昇とともにCB価格が上昇する「株価連動性」と、株価の下落時には債券としての性質がCB価格の下落を和らげる「下方硬直性」を持つとされる。
過去のCBの価格推移については、おおむね株式と債券の中間の値動きを示してきた。ただ、2008年には世界的な金融危機を背景にCB市場の時価総額は欧米で大きく縮小し、CBの価格も全体的に大きく下落した。金融危機時に、それまでCBを投資対象としていたヘッジファンドなどによる資金の流出が起こったことなどが理由とされる。一方、09年にはCB価格もおおむね大幅に上昇しており、足元では、企業の主要な資金調達手段としてのCB発行は回復基調にあるという。「CB市場への投資主体は、ヘッジファンドから投資信託などのリアルマネーに移ったようだ」(アドバイザリー運用部)といい、安定的な資金流入が期待できるとの見方だ。
投資対象のCBについては、日本を除く「米国」市場と「欧州その他」市場の2地域に分割。各地域への投資比率は純資産の50%を中心に、40%程度から60%程度の範囲内で運用する予定(設定当初は、「欧州その他」は50%、「米国」は50%となる)。また、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジーが運用体制や運用プロセスについて独自の定性評価を行い、運用会社を複数選定しており、設定当初はJPモルガン・アセット・マネジメントと、UBSグローバル・アセット・マネジメントになる(運用会社は今後追加・変更される可能性がある)。両運用会社とも、日本でCBを投資対象としたファンドをすでに運用しているなど、CBの運用経験にたけている。
提供:モーニングスター社