HSBC投信がインド・サティヤム社の粉飾決算について臨時レポート

 HSBC投信は8日、「インド株式市場概況〜IT大手サティヤム・コンピュータの粉飾決算発覚とインド株式市場の下落について」との臨時レポートを発表した。
 インドでは大手IT企業であるサティヤム・コンピューター・サービシズの過去数年にわたる粉飾決算が明らかになり、7日のサティヤム社の株価は77.7%下落し、インドの代表的な株価指数SENSEXも7%超下落した。
 HSBCでは、同社が大手上場企業であったこと、大手米系監査法人の監査を受けていたこと、さらにはインド証券取引委員会(SEBI)の監督を受けていたことなどから、これが一企業の問題にとどまるのか、あるいは他のIT 関連企業などに波及する恐れがあるのか市場は注視しているとしながら。
ただ、HSBCでは現段階で本件はサティヤム社固有の問題であり、インド企業全体のコーポレート・ガバナンス上の問題に発展する可能性は低いと分析。ただ、インド・ムンバイでのテロの影響も残されていることから、短期的にはインド株式市場は値動きの荒い展開が続くと見ている。また、結果的にインドIT 関連企業の財務体質が強化されることも考えられるとコメントしている。
 HSBCの運用する「HSBCインドオープン」<追加型株式投資信託/国際株式型・アジア・オセアニア型>(2004113005)、「HSBC インド株式ファンド(3ヶ月決算型)」<追加型株式投資信託/国際株式型・アジア・オセアニア型>(2007091403)は直近の時点でサティヤム社株式の保有はないという。





提供:モーニングスター社
Feature & Column 特集&コラム
  • 特集&コラム読み込み中です
このページのTOPへ
この情報は、ウエルスアドバイザー株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。
また、このページは、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。
このページで提供している情報、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトに表示されている広告の一部はヤフー株式会社に配信を委託しています。ヤフー株式会社から配信される広告が表示されるページを訪問した際には、ヤフー株式会社も同社のcookies情報を取得いたします。そこで収集されるcookies情報については当社に提供・開示されることはなく、ヤフー株式会社が定めるプライバシーの考え方にしたがって管理されます。くわしくはこちらをご覧ください。また、ヤフー株式会社から配信される行動ターゲティング広告についてはこちらをご覧下さい。