みずほ投信が通貨選択型ファンドの「エマージング債券ファンド」7ファンドを12月20日に設定(1)

 みずほ投信投資顧問は12月20日、通貨選択型ファンドの「エマージング債券ファンド」7ファンドの設定・運用を開始した。

 「エマージング債券ファンド」は、新興国債券を投資対象とし、それぞれ日本円、米ドル、豪ドル、ブラジルレアル、中国元、インドネシアルピア、資源国通貨(豪ドル、ブラジルレアル、南アフリカランドを3分の1ずつ組み合わせたもの)で為替ヘッジ(為替取引)を行うファンド(米ドルコースについては、為替取引を行わない)となる。また、第3期決算日(2011年3月9日)以降の毎決算日(原則、毎月9日)に安定した収益分配を継続的に行うことを目指す。販売会社はみずほインベスターズ証券。

 12月20日時点での各ファンドの純資産額は、「エマージング債券ファンド ブラジルレアルコース」<2010122004>は13億7800万円。「エマージング債券ファンド インドネシアルピアコース」<2010122006>は12億1200万円、「エマージング債券ファンド 資源国通貨コース」<2010122007>は11億9200万円、「エマージング債券ファンド 中国元コース」<2010122005>が7億2600万円、「エマージング債券ファンド 豪ドルコース」<2010122003>は4億6500万円、「エマージング債券ファンド 円コース」<2010122001>は2億7400万円、「エマージング債券ファンド 米ドルコース」<2010122002>は1600万円となる。

 「エマージング債券ファンド」シリーズは、米ドル建てのエマージング債券を主要投資対象とする円建ての外国投信「ABケイマン・マスター・トラスト−エマージング・マーケッツ・ボンド・ポートフォリオ」の各通貨ごとのクラス受益証券と、日本の短期公社債を主要投資対象とする国内籍投信を主要投資対象とする。エマージング債券の実質的な運用については、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが行う。アライアンス・バーンスタインは、グローバルな調査体制を有する世界的な運用会社の一つであり、債券や株式など幅広い商品の運用を手掛けている。債券運用の投資哲学としては債券市場の非効率性を投資機会ととらえること、さらに計量分析とファンダメンタル分析を融合した独自のアプローチを行うことが特徴となっている。「計量分析を比較的重視しているが、こうしたクオンツの手法と運用チームの判断を議論し、すり合わせるところに特徴がある」(クライアントサポート部)という。

 また、エマージング債券の投資については、通常は純資産額の80%以上をエマージング債券に投資するものの、米ドル建て債券以外の現地通貨建て債券(原則、ファンドの純資産総額の20%以内、また、同時に対米ドルでの為替ヘッジも行う)にも投資可能な仕組みであり、新興国の社債(純資産額の35%以内)にも投資できるなど、一般的な新興国の国債だけではなく、新興国債券の幅広い投資機会を求めることができる仕組みとなっている。
提供:モーニングスター社
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