2010年の純資産増加額ランクは「野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月」が1位

  モーニングスターがまとめた2010年の年間(2009年12月30日から2010年12月30日まで)の純資産の増加額ランキングをみると、2010年4月に設定された「野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月」<2010042302>の純資産増加額が1兆1354億円超となり、1位となった。同ファンドは設定以降資金流入が継続しており、2010年中はほとんどの月で資金増1位となった。一方、資金流入の拡大を受け、2010年12月で買い付け申し込みを一時停止している。

 2位は5056億円超増の「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」<2003041801>で高水準の分配金(毎月)を有するファンドへの資金流入傾向は引き続き強い。3位は「フィデリティ・USリートB(為替ヘッジなし)」<2003120902>で4990億円超の純資産増加となった。同ファンドも2010年に一時買い付け申し込みを一時停止するなど人気を集めた(現在は再開)。4位は「(通貨選択S) 新興国債券<レアル>(毎月)」<2009042805>、5位には2010年に新規設定された「アシュモア新興国財産3分法F毎月(レアル)」<2010022601>が入った。

 2009年に人気を集めたブラジル関連の資産では6位に「ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型)」<2008112601>が入るにとどまった。ただ、通貨選択型ファンドでブラジル・レアルで為替ヘッジ(プレミアム)を狙うファンドは2009年に引き続いて上位に入っている。このほか、「ニッセイ 日本インカムオープン」<2006092902>が10位に入るなど、2010年に進行した円高に注目して円資産に注目するファンドの一部も上位となった。

 一方、純資産の減少額で1位となったのは、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」<1997121801>で、1兆3483億円超の純資産減少となった。このほか、「ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月)」<2003102301>が3243億円の減少で2位、「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」<2005053002>が3086億円の減少で3位となった。また、「野村 北米REIT投信(レアルコース)毎月」<2009102103>など人気を集めていた通貨選択型ファンドでも資金が減少したファンドが出ている。

 また、2010年12月のみの純資産増加額ランクでは、「野村 米国ハイ・イールド債券(レアル)毎月」<2009012805>が1位となり、617億円超の純資産増となった。2位には「ドイチェ・高配当インフラ関連株(レアル)毎」<2010102804>が589億円超の増加で入った。
提供:モーニングスター社
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