6月の株式投信は2カ月ぶりに純資産が増加、資金純流入が継続―6月の投信概況
投資信託協会は7月13日、6月の投信概況を発表した。6月の株式投信の資金増減(設定から解約・償還を差し引いた増減)は7295億円増加し、2カ月連続のプラスだった。この結果、運用の悪化は続いたものの、資産が2カ月ぶりに増加に転じ、純資産総額は54兆6199億円となった。
REIT(不動産投資信託)を中心としたファンドオブファンズの設定の好調が持続したことが、資金純増の主要因となった。ファンドオブファンズは30カ月連続の流入超過となる。一方、運用の悪化について、投信協会の乾文男副会長は、投資家人気の高い毎月分配型ファンドの分配金支払いが、運用の負担になってきているのではないかとの見方を示している。
資金の増減では、ファンドオブファンズのほか、ETF(上場投資信託)を含むインデックス型が増加した一方、国際株式型、バランス型、国内株式型などが減少した。また、運用増減額では、国内株式相場が比較的堅調だったことなどを背景に、インデックス型、国内株式型がプラスとなった一方、ファンドオブファンズや、バランス型、国際株式型などがマイナスだった。
なお、公社債投信を含む総合計では、公社債投信で大型の資金流出があったことなどから全体での運用の悪化を補いきれず、資産は2カ月連続で減少し、純資産総額は65兆7632億円となった。
提供:モーニングスター社
REIT(不動産投資信託)を中心としたファンドオブファンズの設定の好調が持続したことが、資金純増の主要因となった。ファンドオブファンズは30カ月連続の流入超過となる。一方、運用の悪化について、投信協会の乾文男副会長は、投資家人気の高い毎月分配型ファンドの分配金支払いが、運用の負担になってきているのではないかとの見方を示している。
資金の増減では、ファンドオブファンズのほか、ETF(上場投資信託)を含むインデックス型が増加した一方、国際株式型、バランス型、国内株式型などが減少した。また、運用増減額では、国内株式相場が比較的堅調だったことなどを背景に、インデックス型、国内株式型がプラスとなった一方、ファンドオブファンズや、バランス型、国際株式型などがマイナスだった。
なお、公社債投信を含む総合計では、公社債投信で大型の資金流出があったことなどから全体での運用の悪化を補いきれず、資産は2カ月連続で減少し、純資産総額は65兆7632億円となった。
提供:モーニングスター社