ニッセイアセットマネジメントの「ニッセイ日本勝ち組ファンド」（追加型／国内／株式）<2003032501>の販社が拡大中だ。販売会社は今年に入り、地銀を中心に増加。７月中旬から新たに地銀１行が販売を開始する予定で、２００８年末で１２社だった販社数は２７社にまで広がる見通しだ。
　「各業界シェアトップクラスを誇り、高い知名度を持つ企業の株を組み入れるコンセプトはわかりやすく、日本株に慣れていない銀行の担当者にも売りやすい」（投資信託企画部・山崎誠司課長補佐）ことが普及の背景にあるという。「販社数は年内にもう数社増える見通し」（山崎氏）だ。
　ニッセイＡＭでは販社を対象とした勉強会を開催するなど、売り手側の啓発活動にも注力している。運用状況は、直近３カ月の収益率は参考指数のＴＯＰＩＸ（東証株価指数）を大きく上回る。個人の投資意欲が高まりつつある局面で、これまで以上に注目を集めそうだ。
提供：モーニングスター社