先進国債券の安定性と新興国債券の高利回り、「ダイワ外国債券F(毎月)―ダイワスピリット―」(1)

 大和投資信託が09年3月に設定・運用を開始した「ダイワ外国債券ファンド(毎月分配型)―ダイワスピリット―」(追加型投信/海外/債券)<2009031201>。先進国と新興国の債券に分散投資し、高格付けの先進国債券で安定性を、相対的に高い金利水準の新興国債券で高利回りを狙うことが大きな特徴だ。設定からほぼ6カ月で純資産総額は1528億2800万円(9月10日時点)となっており、8月の月間純資産増加額はモーニングスターの評価対象ファンド(2743ファンド)中3位と、投資家の関心を集めているようだ。販売会社は大和証券、大和証券SMBC。

 「ダイワ外国債券ファンド(毎月分配型)―ダイワスピリット―」は、先進国と新興国の債券が投資対象となる。先進国、新興国それぞれから、為替市場の流動性や信用力、市場規模、金利水準などを勘案し3通貨を選別し、基本通貨配分・想定範囲により通貨の組入比率を決定する(実際の運用は、「ダイワ外国債券先進国マザーファンド」、「ダイワ外国債券新興国マザーファンド」を通じて行う)。現在の組み入れ通貨は、先進国が米ドル、ユーロ、豪ドル、新興国がブラジルレアル、メキシコペソ、南アランド。為替ヘッジは原則行わない。
 先進国部分の組入比率は40%程度から60%程度、新興国部分の組入比率も同じく40%程度から60%程度の範囲で組入比率を決定する。先進国部分の基本3通貨の配分は先進国通貨部分に対し、豪ドル50%±15%程度(想定範囲は35%程度−65%程度)、米ドルは25%±15%(10%程度−40%程度)、ユーロ25%±15%(10%程度−40%程度)。新興国部分の配分も新興国通貨部分に対し、ブラジル・レアル50%±15%程度(想定範囲は35%程度〜65%程度)、メキシコ・ペソ25%±15%(10%程度−40%程度)、南アランド25%±15%(10%程度−40%程度)となっており、投資対象通貨の組入比率は幅広く動かすことが可能だ。選定された6通貨も今後変更の可能性があるという。
 投資対象の債券も国債、州債に加え、国際機関債やそれらに準ずる機関などが発行・保証する債券が組み入れ可能な仕組みとなっており、投資機会に応じて様々な債券を組み入れることができる。
提供:モーニングスター社
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