4人中3人のプロが「勝ち」を見込むETFは、5年で約4倍に急拡大中

 9日にドイチェアセットマネジメントは「ドイチェAWMカンファレンス2014」を開催。そのなかで上場投資商品EMEA・アジア地域責任者サイモン・クライン氏は、今後のETFを取り巻く環境について、「米国の機関投資家は、12年のファンドのポートフォリオにおけるETFの組み入れ比率は14%だったが、直近では18%にまで増加。また、米国の基金はすでに47%がETFを利用しており、今後は欧州においても利用拡大が見込まれる」とし、「機関投資家のなかでは、ETFへの投資はもはや特別な戦術ではなく、一般的な投資の選択肢になっている」と述べた。

 ETFはこれまで株式型に人気が集まっていたが、「足元では債券型とスマートベータ型の人気が高まっている」とし、特に債券型については、「債券ファンドを保有する機関投資家の半数以上が低コストを理由にETFを組み入れている」とみている。また、このところ注目を集めているスマートベータ型については、「機関投資家の75%が時価総額加重平均から算出される通常の指数よりも長期的にリスクリターンが上回ると考えており、すでに3割程度が利用している」と述べた。

 モーニングスターの調べでは、8月末時点における世界のETFの純資産総額は約2.6兆ドル(約270兆円)と、過去5年間で2.8倍に拡大。うち、ストラテジックベータ型(米モーニングスターによるスマートベータ型に対する呼称)は0.4兆ドルにとどまるが、同期間では4.4倍に急拡大している。
提供:モーニングスター社
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