14年、米最優秀ファンドマネジャー発表―“カリスマ”の時代に幕、チームで成果(前編)
米モーニングスターは21日、14年の「ファンドマネジャー・オブ・ザ・イヤー」を発表した。米国株式部門はプライムキャップ社、国際株式部門はドッジ・アンド・コックス社、債券部門はウェスタン・アセット社、オルタナティブ部門はボストン・パートナーズ社、アロケーション部門はJPモルガン社が受賞した。いずれも複数のファンドマネジャーで運用する体制を敷いており、かつて米投信業界を席巻した1人の“カリスマ”がけん引するスタイルからチーム運用へのシフトを印象付けた。
米国株式部門では、「PRIMECAP Odyssey Aggressive Growth」などを運用するプライムキャップ社の運用チームが受賞した。長期の成長期待が高い株式への逆張り投資を特徴とする。14年は過小評価されていたバイオ・医薬関連株への投資が奏功した。ファンドマネジャーだけでなくシニアアナリストにもポートフォリオの一部の運用を担当させることにより、ポートフォリオに多様な見解を反映しており、長期で良好なパフォーマンスを達成している。
国際株式部門では、「Dodge and Cox International Stock」を運用するドッジ・アンド・コックス社の運用チームが受賞した。世界の株式を投資対象に、割安に放置されている不人気株への投資により超過収益の獲得を目指す。ポートフォリオの売買回転率は20%以下、つまり、平均して5年以上同一銘柄を保有する長期投資のスタンスだ。14年は、13年に逆張り投資で仕込んだインドのICICI銀行が60%以上上昇し、パフォーマンスに寄与した。現在、同ファンドの規模が大きくなり過ぎることによるパフォーマンスの悪化を防ぐため、新規の投資家による購入は受け付けていない。こうした投資家利益を重視する姿勢も評価された。
債券部門では、「Western Asset Core Bond」などを運用するウェスタン・アセット社のKen Leech氏らが受賞した。同ファンドは、米国の債券を主要投資対象とする。14年は米量的緩和終了と利上げへの期待で金利が上昇(債券価格が下落)するとみる向きが多かったなか、これに反して同社の運用チームは金利感応度であるデュレーションをベンチマークに比べて長めに維持し、狙い通りリターンを稼いだ。調査体制は、アナリスト40名、平均運用経験年数18年と充実。高い調査・分析力が同社の得意とする社債への投資に生かされている。
(後編は23日配信予定)
*モーニングスターは日本で、国内公募追加型株式投信を対象にした14年の「ファンド・オブ・ザ・イヤー」を1月30日に発表する。
提供:モーニングスター社
米国株式部門では、「PRIMECAP Odyssey Aggressive Growth」などを運用するプライムキャップ社の運用チームが受賞した。長期の成長期待が高い株式への逆張り投資を特徴とする。14年は過小評価されていたバイオ・医薬関連株への投資が奏功した。ファンドマネジャーだけでなくシニアアナリストにもポートフォリオの一部の運用を担当させることにより、ポートフォリオに多様な見解を反映しており、長期で良好なパフォーマンスを達成している。
国際株式部門では、「Dodge and Cox International Stock」を運用するドッジ・アンド・コックス社の運用チームが受賞した。世界の株式を投資対象に、割安に放置されている不人気株への投資により超過収益の獲得を目指す。ポートフォリオの売買回転率は20%以下、つまり、平均して5年以上同一銘柄を保有する長期投資のスタンスだ。14年は、13年に逆張り投資で仕込んだインドのICICI銀行が60%以上上昇し、パフォーマンスに寄与した。現在、同ファンドの規模が大きくなり過ぎることによるパフォーマンスの悪化を防ぐため、新規の投資家による購入は受け付けていない。こうした投資家利益を重視する姿勢も評価された。
債券部門では、「Western Asset Core Bond」などを運用するウェスタン・アセット社のKen Leech氏らが受賞した。同ファンドは、米国の債券を主要投資対象とする。14年は米量的緩和終了と利上げへの期待で金利が上昇(債券価格が下落)するとみる向きが多かったなか、これに反して同社の運用チームは金利感応度であるデュレーションをベンチマークに比べて長めに維持し、狙い通りリターンを稼いだ。調査体制は、アナリスト40名、平均運用経験年数18年と充実。高い調査・分析力が同社の得意とする社債への投資に生かされている。
(後編は23日配信予定)
*モーニングスターは日本で、国内公募追加型株式投信を対象にした14年の「ファンド・オブ・ザ・イヤー」を1月30日に発表する。
提供:モーニングスター社