JPモルガンAMの「日興JPMグローバル不動産関連F」、先進国REITや新興国不動産株に投資(1)

 JPモルガン・アセット・マネジメントは11月27日、先進国と新興国のREIT(不動産投資信託)や不動産株に投資する「日興JPMグローバル不動産関連ファンド」(追加型/内外/資産複合)の設定・運用を開始する。「正面から不動産をテーマとしたファンド」(投資信託部)と語るように、先進国で発達しているREITや不動産株式への投資に加え、今後の成長期待が高い新興国の不動産株に投資するファンドとなる。先進国だけでなく新興国の不動産株式やREITを組み入れたファンドはこれまでも類例がない。販売会社は日興コーディアル証券。年2回(原則、5月13日、11月13日)決算。

 「日興JPMグローバル不動産関連ファンド」は、先進国に50%、新興国に50%の基本比率で投資する。実際には、「JPMグローバル不動産関連マザーファンド(適格機関投資家専用)」を通じての投資となる。「JPモルガン・アセット・マネジメント」グループの一員であるJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク(以下、JPMIM)が運用を行う。
 「JPモルガン・アセット・マネジメント」グループは世界最大級の金融持株会社であるJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー傘下の資産運用部分。同グループは世界各地に47カ所の拠点を持つなど、グローバルなネットワークを構築し、幅広い資産クラスの運用に長けているなどの利点が同ファンドにも生かされるという。また、30年以上の不動産運用実績があり、約350人の実物不動産のプロフェッショナルを擁し、200人超の株式アナリストの情報も活用するなど豊富な運用リソースを持つ。「米国における実物不動産の運用残高は第1位」(同)といい、不動産運用にとって重要な実物不動産の情報も活用している。
 運用については、JPMIMのグローバル株式運用グループのポートフォリオ・マネジャーが、グローバル・エマージング・マーケット株式運用グループからの情報や、先進国不動産関連証券については米国株式コア・ストラクチャード運用グループからの情報を活用し、ポートフォリオを構築する。新興国不動産関連証券では、ビジネスの構造的な質や期待される相対的な投資収益などを考慮し、成長性やバリュエーションで銘柄を選定。一方、先進国不動産関連証券は、アナリストによる個別銘柄の調査・分析を行い、短期から中長期までの収益や配当を予想。将来の収益・配当予測をベースに配当割引率を計算し、割安な銘柄を探し出し、選定する。
提供:モーニングスター社
Feature & Column 特集&コラム
  • 特集&コラム読み込み中です
このページのTOPへ
この情報は、ウエルスアドバイザー株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。
また、このページは、投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。
このページで提供している情報、記事、画像、図表などの転用、販売、再配信は固く禁じます。

当サイトに表示されている広告の一部はヤフー株式会社に配信を委託しています。ヤフー株式会社から配信される広告が表示されるページを訪問した際には、ヤフー株式会社も同社のcookies情報を取得いたします。そこで収集されるcookies情報については当社に提供・開示されることはなく、ヤフー株式会社が定めるプライバシーの考え方にしたがって管理されます。くわしくはこちらをご覧ください。また、ヤフー株式会社から配信される行動ターゲティング広告についてはこちらをご覧下さい。