新生インベが中国とインドの株式に投資する「中国インド・ダイナミック・グロース・ファンド」を設定

 新生インベストメント・マネジメントは12月18日、中国とインドの株式に投資する「中国インド・ダイナミック・グロース・ファンド」の設定・運用を開始した。新興国のなかでも高成長が期待できる中国、インドを投資対象とし、さらに市場見通しによって2国間の株式の投資比率を40%から60%の間で変更することを可能としている。販売会社は新生銀行。12月29日時点の純資産総額は20億4000万円。
 「中国インド・ダイナミック・グロース・ファンド」は中国、インド株式を実質的な主要投資対象とする。実際の投資は、シンガポール籍の円建て外国投資信託「United China−India Dynamic Growth Fund JPY Class」受益証券への投資を通じて行う。この外国投信に通常の状態で投資信託財産の純資産総額の95%程度を投資するほか、国内投資信託「SIMショートターム・マザー・ファンド」受益証券等に投資する。投資先ファンドの運用会社はUOBアセット・マネジメント・エルティディ。ただ、インド株式の運用については、UTIインターナショナル(シンガポール)プライベート・リミテッドがUTIアセット・マネジメントの助言に基づき行う。UOBアセットはシンガポールを拠点とした運用会社であり、ファンダメンタル調査に基づく調査・運用を行うなど豊富な運用リソースを持つ。一方、インド株式を担当するUTIアセット・マネジメントはインドの現地大手運用会社であり、インドで最も古い投信会社である。すでに「新生・UTIインドファンド」、「新生・UTIインドインフラ関連株式ファンド」を通じて、日本の投資家にもインド株の運用提供を行っている。
 「中国インド・ダイナミック・グロース・ファンド」は中国、インドと高成長が続く期待が高い2国の株式に投資するが、この2国の投資比率を40%から60%の間で変更することが特徴だ。基本構成比率は原則3カ月に1度以上見直す。新生インベストメント・マネジメントでは今後の世界の経済成長はアジアが中心となってけん引することを予想している。そして、さらにその中心となるのが、中国とインドであるとみているが、両国の株価の動きが短期的には異なってくる可能性にも配慮している。UOBアセット・マネジメントが開発した独自の最適配分モデルや定性判断に基づいて、より高い収益が期待できる国への投資比率を機動的に高めることで、収益の拡大を狙う仕組みとなっている。(1)成長著しい新興国(中国、インド)の株式に投資する(2)ボトムアップを中心とした銘柄選別等で収益を狙う(3)中国、インド間のアロケーションを変更する――と3段階の仕組みによって収益を狙うことが可能。また、投資家にとっての「わかりやすさ」にも配慮し、投資対象国を中国とインドの2国に絞った面もあるという。
 中国株式部分を担当するUOBアセットでは、ボトムアップを中心とした銘柄選別を行い、中国株は20銘柄から30銘柄程度で構成される予定。セクターでは、消費関連や金融などに注目。中国株式は、中国本土株(A、B株)に加え、H株やレッドチップ、中国本土企業でシンガポール上場の株式(S株)など幅広い株式を投資対象としている。一方で、インド株式を担当するUTIアセット・マネジメントでは、ボトムアップをベースとし中・小型株も積極的に組み入れる予定。セクター別では金融、IT、ヘルスケアなどに注目している。

主な購入費用など
 販売単位:「自動けいぞく投資コース(分配金再投資コース)」、1万円以上1円単位(新生銀行)
 販売手数料(上限、税込み):3.15%(新生銀行)
 信託財報酬(税込み、年):実質1.9575%
 信託財産留保額:0.3%
提供:モーニングスター社
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