1月の投信概況:国内株式は4カ月ぶりの流入超、株価の上昇一服も利益確定売りが減少=投信協会
13日に発表された投資信託協会の統計によると、17年1月の株式投信(単位型含む)への資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は9839億円の流入超過と、4カ月ぶりの純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比5471億円増の83兆5698億円となった。
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1兆85億円の流入超過と、4カ月ぶりの純資金流入となった。国内資産を分類別に見ると、全ての分類が流入超過となった。
うち、国内株式に投資するファンドは9124億円の流入超過となり、同様に4カ月ぶりの純資金流入となった。1月の国内株式市場で日経平均株価は小幅に下落した。NYダウの2万ドル突破に歩調を合わせて上昇する場面もあったが、米トランプ政権の政策に対する警戒感が重しとなった。ただ、株価の高水準での推移を受けて前月にかけて続いていた投資家の利益確定売りが弱まり、国内株式に投資するファンドの解約額は大幅に減少した。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは580億円の流入超過と、10カ月連続の純資金流入となった。1月の東証REIT指数は小幅に下落したが、後半は長期金利の上昇に対する過度な懸念が後退し、REITの利回りの高さに着目する動きがみられた。国内債券は211億円の流入超過と、8カ月連続の純資金流入、国内資産複合型は166億円の流入超過と、21カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では193億円の流入超過と、2カ月ぶりの純資金流入となった。海外債券に投資するファンドが123億円の流入超過と、4カ月ぶりの純資金流入となった。海外資産複合型のファンドも768億の流入超過と、10カ月連続の純資金流入となった。一方、海外株式に投資するファンドは60億円の流出超過と、15カ月連続の純資金流出となったが、流出額は前月の507億円から減少した。海外REITに投資するファンドは724億円の流出超過と、25カ月ぶりの純資金流出となった前月に続き2カ月連続の純資金流出となった。米金利上昇を受けてREITの資金調達コストの上昇が懸念され、解約目的の売りが続いた。
また、17年1月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は1兆1866億円の流入超過と、3カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比7495億円増の97兆3910億円となった。
提供:モーニングスター社
株式投信のうち国内資産に投資するファンド全体では1兆85億円の流入超過と、4カ月ぶりの純資金流入となった。国内資産を分類別に見ると、全ての分類が流入超過となった。
うち、国内株式に投資するファンドは9124億円の流入超過となり、同様に4カ月ぶりの純資金流入となった。1月の国内株式市場で日経平均株価は小幅に下落した。NYダウの2万ドル突破に歩調を合わせて上昇する場面もあったが、米トランプ政権の政策に対する警戒感が重しとなった。ただ、株価の高水準での推移を受けて前月にかけて続いていた投資家の利益確定売りが弱まり、国内株式に投資するファンドの解約額は大幅に減少した。国内REIT(不動産投資信託)に投資するファンドは580億円の流入超過と、10カ月連続の純資金流入となった。1月の東証REIT指数は小幅に下落したが、後半は長期金利の上昇に対する過度な懸念が後退し、REITの利回りの高さに着目する動きがみられた。国内債券は211億円の流入超過と、8カ月連続の純資金流入、国内資産複合型は166億円の流入超過と、21カ月連続の純資金流入となった。
株式投信のうち海外資産に投資するファンド全体では193億円の流入超過と、2カ月ぶりの純資金流入となった。海外債券に投資するファンドが123億円の流入超過と、4カ月ぶりの純資金流入となった。海外資産複合型のファンドも768億の流入超過と、10カ月連続の純資金流入となった。一方、海外株式に投資するファンドは60億円の流出超過と、15カ月連続の純資金流出となったが、流出額は前月の507億円から減少した。海外REITに投資するファンドは724億円の流出超過と、25カ月ぶりの純資金流出となった前月に続き2カ月連続の純資金流出となった。米金利上昇を受けてREITの資金調達コストの上昇が懸念され、解約目的の売りが続いた。
また、17年1月の公募投信全体(株式投信+公社債投信)への資金流出入は1兆1866億円の流入超過と、3カ月連続の純資金流入となった。月末の純資産残高は前月比7495億円増の97兆3910億円となった。
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