先週の流入額上位−「SBI日本株4.3ブル」など4ファンドが返り咲き、大揺れの日米株式映した顔ぶれに
国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて先週(2022年1月24−28日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、半年振りにランクインした「SBI 日本株4.3ブル」など4ファンドが返り咲いた。大揺れの日米株式市場を反映して、顔ぶれに変化が見られた。
「SBI 日本株4.3ブル」は21年7月19−21日以来のランクインとなった。ほかには、「しんきん インデックスファンド225」が同年10月4−8日以来、「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」が同年12月27−30日以来、「ダブル・ブレイン」が今年1月4−7日以来のランクインとなった。
「SBI 日本株4.3ブル」は、国内公社債に投資するとともに、株価指数先物取引を活用して、基準価額の値動きが国内株式市場全体の値動きの概ね4.3倍程度となる投資成果を目指す。先週の国内株式市場は、米国でFRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めに積極的なタカ派色を強めたことを警戒した売りが先行し、27日には日経平均株価が連日の昨年来安値を更新した。国内株式の大幅な下落を受けて、戻りを見込んだ資金が向かったと見られる。なお、前々週(2022年1月17−21日)の第6位から第4位にランクアップした「楽天 日本株4.3倍ブル」も同様の動きに、資金流入の動きが強まったもようだ。
「しんきん インデックスファンド225」は日経平均株価をベンチマークとするインデックスファンド。日経225連動型ファンドの投資家は逆張りスタンスが多いとされる。日経平均株価の大幅下落を受けて資金が流入したと見られる。前々週に続いてランクインして第2位となった「日経225ノーロードオープン」も日経225連動型ファンドである。
前々週に続いてランクインしたのは、「楽天 日本株4.3倍ブル」「日経225ノーロードオープン」のほかには、3週連続のトップとなった「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」及び同シリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」の計6ファンド。
一方、前々週ランクインしていたファンドのうち、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))の米国株式に投資するインデックス3ファンドと「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)の4ファンドがトップ10圏外となった。前週の米国株式市場は、米金融正常化に向けた動きを背景に値動きの大きな展開となり、NYダウは24、25日と連日で日中値幅が1000ドル超となった。米国株式が米金融当局のタカ派色の強まりに対する警戒から乱高下する中で、米国株インデックスファンドへの資金流入が弱まった。
なお、第10位の「ダブル・ブレイン」は、運用資産規模を適正な範囲内に維持するため、2月1日以降、新規の購入申込の受付を一時停止する。
提供:モーニングスター社
「SBI 日本株4.3ブル」は21年7月19−21日以来のランクインとなった。ほかには、「しんきん インデックスファンド225」が同年10月4−8日以来、「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」が同年12月27−30日以来、「ダブル・ブレイン」が今年1月4−7日以来のランクインとなった。
「SBI 日本株4.3ブル」は、国内公社債に投資するとともに、株価指数先物取引を活用して、基準価額の値動きが国内株式市場全体の値動きの概ね4.3倍程度となる投資成果を目指す。先週の国内株式市場は、米国でFRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めに積極的なタカ派色を強めたことを警戒した売りが先行し、27日には日経平均株価が連日の昨年来安値を更新した。国内株式の大幅な下落を受けて、戻りを見込んだ資金が向かったと見られる。なお、前々週(2022年1月17−21日)の第6位から第4位にランクアップした「楽天 日本株4.3倍ブル」も同様の動きに、資金流入の動きが強まったもようだ。
「しんきん インデックスファンド225」は日経平均株価をベンチマークとするインデックスファンド。日経225連動型ファンドの投資家は逆張りスタンスが多いとされる。日経平均株価の大幅下落を受けて資金が流入したと見られる。前々週に続いてランクインして第2位となった「日経225ノーロードオープン」も日経225連動型ファンドである。
前々週に続いてランクインしたのは、「楽天 日本株4.3倍ブル」「日経225ノーロードオープン」のほかには、3週連続のトップとなった「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」及び同シリーズの「Bコース(為替ヘッジなし)」「ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド」「グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2回決算型)」の計6ファンド。
一方、前々週ランクインしていたファンドのうち、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))の米国株式に投資するインデックス3ファンドと「フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:テンバガー・ハンター)の4ファンドがトップ10圏外となった。前週の米国株式市場は、米金融正常化に向けた動きを背景に値動きの大きな展開となり、NYダウは24、25日と連日で日中値幅が1000ドル超となった。米国株式が米金融当局のタカ派色の強まりに対する警戒から乱高下する中で、米国株インデックスファンドへの資金流入が弱まった。
なお、第10位の「ダブル・ブレイン」は、運用資産規模を適正な範囲内に維持するため、2月1日以降、新規の購入申込の受付を一時停止する。
提供:モーニングスター社