みずほ投信が初の国内金先物に連動するETF「国内金先物価格連動型上場投信」を上場
みずほ投信投資顧問は2月15日、日本初の国内金先物価格を対象指標とするETF(上場投資信託)「国内金先物価格連動型上場投信」(追加型/国内/その他資産<商品先物>/ETF/インデックス型)<1683.OS> を大証に上場した。みずほ投信としても初のETF設定となる。「国内金先物価格連動型上場投信」は東京工業品取引所(TOCOM)の金現物先物取引を活用し、対象指標はTOCOM金先物の期先限月(ただ、対象限月の切替は、新たな限月発表日の翌月の最初の営業日とする)の清算値となる。売買単位は10口以上10口単位。16日の終値は1口3245円となっており、3万円台からの売買が可能となっている。年1回(1月17日)決算。
「国内金先物価格連動型上場投信」は、日本の短期国債などへの投資を行うと同時に、商品先物などの取引を行い、対象指標のTOCOM金先物の期先限月に連動する投資成果を目指す。金地金の先物取引を活用し、金現物には投資しない。
2008年12月の法改正を受けて商品先物に直接投資を行うファンドの設定・運用が可能となり、ETFを含めた商品先物、現物に連動するファンドの設定も盛んになっているが、みずほ投信でも公募ファンドで「MHAM金先物ファンド(ロング型)/(ショート型)」<2009090101><2009090102>、「MHAM原油先物ファンド(ロング型)/(ショート型)」<2009090103><2009090104>を2009年9月に設定するなど、積極的に取り組んできた。
東証、大証ではすでに、海外の金価格に連動する形のETFは上場しているが、今回は国内の金先物価格を対象とすることが特徴となる。「円建ての金価格の指数のニーズが比較的あった」(商品開発部)と語るように、外貨建ての商品価格に連動する商品に比べて、投資家にとって実際の金の値動きがイメージしやすい面があるようだ。また、ETFの取引時間中にはTOCOMでも商品先物が取引されており、実際の指数を見ながら「リアルタイム」での取引が可能である点も魅力だという。さらに、東京工業品取引所は国内最大の商品先物取引所であり、世界でも有数の取引量を誇っている。
今回、みずほ投信では初めてのETFの設定となったが、米国ではETFが投資家に浸透していることから、「他社が出していない商品についてもニーズを見ながら可能であれば早い段階で投入したい」(同)と今後のETF展開についても意欲を示している。
提供:モーニングスター社
「国内金先物価格連動型上場投信」は、日本の短期国債などへの投資を行うと同時に、商品先物などの取引を行い、対象指標のTOCOM金先物の期先限月に連動する投資成果を目指す。金地金の先物取引を活用し、金現物には投資しない。
2008年12月の法改正を受けて商品先物に直接投資を行うファンドの設定・運用が可能となり、ETFを含めた商品先物、現物に連動するファンドの設定も盛んになっているが、みずほ投信でも公募ファンドで「MHAM金先物ファンド(ロング型)/(ショート型)」<2009090101><2009090102>、「MHAM原油先物ファンド(ロング型)/(ショート型)」<2009090103><2009090104>を2009年9月に設定するなど、積極的に取り組んできた。
東証、大証ではすでに、海外の金価格に連動する形のETFは上場しているが、今回は国内の金先物価格を対象とすることが特徴となる。「円建ての金価格の指数のニーズが比較的あった」(商品開発部)と語るように、外貨建ての商品価格に連動する商品に比べて、投資家にとって実際の金の値動きがイメージしやすい面があるようだ。また、ETFの取引時間中にはTOCOMでも商品先物が取引されており、実際の指数を見ながら「リアルタイム」での取引が可能である点も魅力だという。さらに、東京工業品取引所は国内最大の商品先物取引所であり、世界でも有数の取引量を誇っている。
今回、みずほ投信では初めてのETFの設定となったが、米国ではETFが投資家に浸透していることから、「他社が出していない商品についてもニーズを見ながら可能であれば早い段階で投入したい」(同)と今後のETF展開についても意欲を示している。
提供:モーニングスター社