世界初の漁業関連ファンド「アムンディ・グローバル漁業関連株投信」をアムンディが8月20日に設定(2)

 アムンディ・ジャパンは8月20日、世界初の漁業関連ファンドとなる「アムンディ・グローバル漁業関連株投信 Aコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし)」(追加型投信/内外/株式)の設定・運用を開始する。同ファンドはアムンディ・ジャパン(クレディ・アグリコル アセットマネジメントとソシエテ ジェネラル アセット マネジメントが7月1日に合併して誕生)にとって、初の新規設定ファンドとなる。また、為替ヘッジを行う「Aコース」、為替ヘッジを行わない「Bコース」を設定し、両ファンド間では無料でスイッチングが可能となる。当初募集期間は8月9日から19日まで。年1回(原則、5月10日)決算。販売会社は野村証券。

 「アムンディ・グローバル漁業関連株投信」の運用プロセスでは、世界の漁業関連銘柄ユニバースとして漁業、養殖業や加工、小売などを手掛ける「漁業・養殖」セクター、漁業関連機器や船外機、釣具等を手掛ける「装備、機器」セクター、「魚関連レストラン」の3セクターに注目する。具体的には、安定的な漁獲量が見込まれる漁業会社や養殖会社、最先端の養殖技術を研究開発する養殖会社、養殖の飼料として重要な魚粉を製造している飼料会社や水産加工会社、さらに水産物を冷凍・運搬する物流会社の株式などに着目する。

 足元での銘柄選択ユニバースは約120銘柄と、世界の株式を投資対象とするファンドの銘柄選択ユニバースとしては小さめとなる。ただ、「ファンドマネジャーのこだわり」(アムンディ・ジャパン投資信託本部)とするように、投資対象銘柄はそれぞれのセクターに関連した銘柄で構成され、漁業関連が収益の多くを占める企業の銘柄がほとんどとなっている。これらのユニバースのなかから、政府や国際機関などの見通しやリサーチ、在庫調査、漁獲量割当や税制面などを勘案したトップダウンでの判断を重視した銘柄選別を行う。最終的にポートフォリオは40銘柄から70銘柄程度で構成される予定。

 参考ポートフォリオ(10年5月、実際の組み入れと異なる可能性がある)では、漁業・養殖が53.3%を占め、装備・機器36.3%、魚関連レストラン10.5%となっている。国別でみると、米国36.8%、日本27.5%、ノルウェー13.0%と先進国が中心のポートフォリオとなるが、タイ7.0%、ブラジル3.8%と新興国の銘柄も組み入れられる予定。また。時価総額別配分比率では、50億ドル未満の中小型の銘柄が約7割を占めており、いわゆるグローバルに展開する大企業の組み入れは少なくなっている。ただ、流動性などは十分に担保する仕組みとなるほか、同時に1株当たりの利益成長率が高い銘柄の組み入れが多くなるという。過去の当ファンドのユニバースの銘柄の値動きをみても、世界的な株式の上昇局面では大きく上昇する傾向が出ているようだ。

主な購入費用など
購入時手数料(税込み、上限):3.15%
運用管理費用(信託報酬率。年、税込み):1.785%
信託財産留保額:0.3%
スイッチング手数料:無料
提供:モーニングスター社
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