ロングセラーの投資指南書『敗者のゲーム』著者が9月に来日、「長期目標設定の重要性高まっている」

 長期投資の重要性を説いたロングセラーの投資指南書『敗者のゲーム』の著者で、インデックスファンド運用最大手バンガード・グループの元社外取締役のチャールズ・D・エリス氏が9月に来日し、都内で講演を行う。

 エリス氏は今回の来日を前に日本の個人投資家に向けてメッセージを発表。「投資環境の長年にわたる変化は、アクティブ運用の成功をますます困難なものにしている。同時に、長期目標の設定の重要性が今までになく高まっている。そうしたなか、投資家に強く求められることは、よく自分自身を知り、自らのリスク許容度を理解し、設定した方針をみだりに変更しないことだ」とアドバイスした。エリス氏は9月11日に青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科で、9月12日に有楽町朝日ホールで講演する。

 米国では指数への連動を目指すインデックスファンドやETF(上場投資信託)が長期投資のツールとして普及している。こうしたパッシブ運用のファンドはベンチマークを上回るパフォーマンスを目指すアクティブ運用のファンドに比べて低コストである点などが特徴だ。バンガードは6月にS&P500に連動するETFを米国市場に新たに投入する計画を発表。エクスペンス・レシオ(日本の信託報酬にほぼ相当するもの)が0.06%と他社が提供するS&P500連動型ETFより大幅に低い点が関心を集めている。

 米モーニングスターは「10年上半期のファンド業界における7つのサプライズ」の1つとして、バンガードのS&P500連動型ETFに関する発表を挙げた。モーニングスターのアナリストは、バンガードの参入によってS&P500に連動する既存のETFは「コスト面で熾烈な競争に直面するだろう」と分析している。

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