フィデリティの「ストラテ」のポートフォリオ・マネジャーが語る、「ストラテ」の債券投資戦略の魅力(1)

 「モーニングスター ファンド・オブ・ザ・イヤー2011」の国際債券型(ヘッジあり)部門で最優秀ファンド賞を獲得したフィデリティ投信の「フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンド Aコース(為替ヘッジ付き)」(以下、ストラテA)<1998093005>、そして「フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」<1998093006>のポートフォリオ・マネジャーを務めるジョアンナ・ビュイック氏(フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニー)がこのほど来日した。足元では円高傾向が強まり、為替ヘッジありのファンドに注目が集まっているなか、2年連続で「モーニングスター ファンド・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「ストラテA」の投資戦略と、ファンドの魅力について語ってもらった。

 モーニングスター「『ストラテA』は性格の異なる4つの債券を組み合わせて運用していますが、米モーニングスターで同様のファンドを「マルチセクター・ボンド・ファンド」と分類しています。債券の分散投資のメリットについて教えてください」

 ジョアンナ・ビュイック氏(以下、ビュイック氏)――「『マルチセクター・ボンド・ファンド』の主なメリットは、複数の債券セクターに投資することで分散投資効果を追求できる点にあります。日本の投資家にとって、ハイ・イールド債券ファンドなど単一の資産クラスは馴染み深いようですが、『ストラテA』は、ハイ・イールド債券を含む4つの債券セクターに分散投資することで、リスクを下げ、リターンを高める効率的な運用特性を持っています。また、『ストラテA』という1本のファンドに投資するだけで、4つの異なる種類の債券セクターへの分散投資が可能となるわけで、いわばワン・ストップ・ショッピングが可能な、投資家にとって利便性が高いファンドです」

 ――「ストラテA」のポートフォリオは、米国ハイ・イールド債券40%、米国債券/政府機関債券30%、先進国債券(除く米国)15%、エマージング債券15%となっています。これは債券の分散投資に最適な比率でしょうか。

 ビュイック氏「極めて有効な資産配分と考えており、リスク・リターンの効率は高く、リターンの極大化につながっていると考えられます。例えば、米国債券/政府機関債券は安全性の確保と、資産の保全を図ることを目的とし、先進国債券(除く米国)は通貨、地域の分散を図っています。エマージング債券は、高いリターンの確保と地域分散、そして最も投資比率の高い米国ハイ・イールド債券にはより高いリターンと、他資産との低い相関性を求めています」
提供:モーニングスター社
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