野村AMが3シリーズ目「野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券投信」を設定
野村アセットマネジメントは9月9日、米ハイ・イールド債券に投資し、通貨選択が可能な「野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」(追加型/海外/債券)の設定・運用を開始する。
同タイプの「野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」「野村新米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」に続く、今年3シリーズ目の米ハイ・イールド債券に投資し、通貨選択が可能なファンドになる。前2シリーズは、資金流入が相次いだことから申し込みが一時停止となっており(「野村米国ハイ・イールド債券」は5月14日に一時停止、「野村新米国ハイ・イールド債券」は8月13日以降に申し込みが一時停止となる)、「野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券投信」も人気を集めることが予想される。
「野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」は米国ハイ・イールド債券を主な投資対象とし、為替ヘッジ手法の異なる6コース(円、豪ドル、NZドル、ブラジル・レアル、南ア・ランド、メキシコ・ペソ)が選択可能だ。「毎月決算型」「年2回決算型」の2タイプを選択できるほか、マネープールファンドも選択可能。基本的な仕組みはこれまでの2シリーズと大きな変更点はないが(投資対象のマザーファンドが外国投信の「PIMCO USハイ・イールド・ストラテジー・ファンド」になっている)、為替ヘッジ対象通貨で前シリーズの対象通貨からトルコリラがなくなり、NZドル、メキシコペソが加わった点が特徴といえる。
過去の2シリーズの動向を見ると、ブラジルレアルで為替ヘッジを行う2コース(毎月決算型)の純資産総額(7月の平均)が計6344億円超と最も大きく、これは他社の通貨選択型ファンドでも同じ傾向がみられる。一方、豪ドルの為替ヘッジを活用する2ファンドも計805億円超と続いている。豪ドルに関しては、分配金の水準は他ファンドと比較してやや低いものの、為替面での強さが追い風になっているとみられる。豪州に関しては、景気の底打ち観測の高まりからいち早い利上げ見通しが強まっている。
今回追加された2通貨については、NZドルについては、豪ドルとの連動性の高さが注目されたとみられるが、NZ経済にはまだそれほどの強さが見られず、為替面では振れ幅の大きくなりがちなことに注意が必要だろう。また、メキシコペソについては、米ドルとの連動性や、7月に政策金利を4.5%に引き下げたものの、利下げの終了を示唆したことなどが注目点だろう。
提供:モーニングスター社
同タイプの「野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」「野村新米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」に続く、今年3シリーズ目の米ハイ・イールド債券に投資し、通貨選択が可能なファンドになる。前2シリーズは、資金流入が相次いだことから申し込みが一時停止となっており(「野村米国ハイ・イールド債券」は5月14日に一時停止、「野村新米国ハイ・イールド債券」は8月13日以降に申し込みが一時停止となる)、「野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券投信」も人気を集めることが予想される。
「野村PIMCO・米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)」は米国ハイ・イールド債券を主な投資対象とし、為替ヘッジ手法の異なる6コース(円、豪ドル、NZドル、ブラジル・レアル、南ア・ランド、メキシコ・ペソ)が選択可能だ。「毎月決算型」「年2回決算型」の2タイプを選択できるほか、マネープールファンドも選択可能。基本的な仕組みはこれまでの2シリーズと大きな変更点はないが(投資対象のマザーファンドが外国投信の「PIMCO USハイ・イールド・ストラテジー・ファンド」になっている)、為替ヘッジ対象通貨で前シリーズの対象通貨からトルコリラがなくなり、NZドル、メキシコペソが加わった点が特徴といえる。
過去の2シリーズの動向を見ると、ブラジルレアルで為替ヘッジを行う2コース(毎月決算型)の純資産総額(7月の平均)が計6344億円超と最も大きく、これは他社の通貨選択型ファンドでも同じ傾向がみられる。一方、豪ドルの為替ヘッジを活用する2ファンドも計805億円超と続いている。豪ドルに関しては、分配金の水準は他ファンドと比較してやや低いものの、為替面での強さが追い風になっているとみられる。豪州に関しては、景気の底打ち観測の高まりからいち早い利上げ見通しが強まっている。
今回追加された2通貨については、NZドルについては、豪ドルとの連動性の高さが注目されたとみられるが、NZ経済にはまだそれほどの強さが見られず、為替面では振れ幅の大きくなりがちなことに注意が必要だろう。また、メキシコペソについては、米ドルとの連動性や、7月に政策金利を4.5%に引き下げたものの、利下げの終了を示唆したことなどが注目点だろう。
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