「日興UBS世界スマートグリッド・ファンド」――次世代の電力インフラを担う成長銘柄に注目(1)

 UBSグローバル・アセット・マネジメントは、「日興UBS世界スマートグリッド・ファンド」<2010063007>の設定・運用を開始した。

 「言わば『電力革命』」(投信営業本部長・森 英世氏)と、世界的に大きな注目を集めている電気の効率的な利用を指す「スマートグリッド」。特に米国では10年を「スマートグリッド」導入準備期間の最終年としており、今後は本格的な「スマートグリッド」導入が期待されている。

 同ファンドでは、「スマートグリッド」に不可欠なテーマとして(1)発電(太陽光発電や風力発電などに代表される再生可能エネルギーの開発分野)(2)送電(次世代電力網に代表される効率的な送配電を行うシステムの開発)(3)蓄電(電気自動車に代表される大容量蓄電技術)――の3分野に注目、将来の成長期待の高い銘柄を組み入れることになる。販売会社は日興コーディアル証券。年1回(原則、5月15日)決算。7月22日時点での純資産額は27億6700万円。

 「日興UBS世界スマートグリッド・ファンド」は、電力の効率的な利用を実現する、もしくは実現すると期待される技術力や開発力を持つ企業の株式を主要投資対象とする。運用については、UBSグループの資産運用部門である「UBSグローバル・アセット・マネジメント(チューリッヒ)」に運用指図に関する権限を委託する。

 UBSグループでは、従前より環境関連銘柄を中心に投資する、もしくは世界のハイテク関連銘柄を中心に投資するといったいわゆる「テーマ」型運用も手掛けてきており、同ファンドでも「UBSグローバル・アセット・マネジメント(チューリッヒ)」で環境関連を手掛ける経験豊富なポートフォリオ・マネジャーが担当し、運用チームはテクノロジー関連に強みを持つメンバーが中心となっている。

 さらに、世界各国のUBSグローバル・アセット・マネジメント・グループが世界各国の拠点に展開する約100人のアナリストチームや、他の運用チームのポートフォリオ・マネジャー、コーポレート・ガバナンス担当オフィサーからの情報もフルに活用する体制とし、先進国企業に加えて新興国企業の株式も投資対象とする同ファンドを運営するにあたって、同グループのグローバルなネットワークを生かす形となっている。

 運用プロセスにおいては、世界の「スマートグリッド」関連銘柄群を投資ユニバースとし、経営陣とのミーティングを重視した定性、定量両面での徹底したファンダメンタルズリサーチを経て銘柄選定を行い、最終的には50銘柄程度でポートフォリオを構築する予定だ。
提供:モーニングスター社
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