ロシア、東欧の株式に投資――SGAMの「SGロシア東欧株ファンド」(1)
ソシエテ・ジェネラル・アセットマネジメントの「SGロシア東欧株ファンド」(追加型/海外/株式)<2005033103>は、2005年3月末に設定・運用を開始し、主にロシア・東欧の企業の株式、もしくはロシア・東欧諸国で事業展開を行う企業の株式に投資するファンド。
直近の新興国を含めた世界の株式市場の動向ではブラジルやインドといった国々の話題が多いが、例えば2009年10月時点での過去3カ月間のトータルリターンをみると、トータルリターンランクの上位にはロシア・東欧の株式に投資するファンドが上位に並び、「SGロシア東欧株ファンド」も23.77%のプラスだ。年1回(10月20日)決算。
「SGロシア・東欧株ファンド」は、ファンド・オブ・ファンズ形式で運用し、ロシア・東欧株式への実質的な投資はルクセンブルグ籍の投資信託証券「オーシャン・ファンド・エクイティーズ・イースタン・ヨーロッパ」を通じて行う(このほか、「SGAM Fund マネーマーケット(ユーロ)」にも投資する)。ロシア・東欧諸国の株式を投資対象とするが、ロンドンその他の市場に上場するロシア・東欧諸国で事業展開を行う企業も投資対象となる。原則、為替ヘッジは行わない。参考指数はMSCI EM Eastern Europe 10/40(ロシア・東欧株式市場の一般的な株式指標。ロシア、ポーランド、チェコ、ハンガリーの4カ国の株式市場が参考指標の構成国となる)だが、参考指数構成国以外の投資対象候補国はエストニア、ラトビア、リトアニア、ウクライナ、ルーマニアなどの東欧諸国が並んでおり、実際の組み入れ対象にはカザフスタンの銘柄も入るなど、幅広い銘柄を投資対象としている。
投資対象の外国籍投資信託証券の運用は、欧州有数のオルタナティブ運用機関であるGLGパートナーズインターナショナルリミテッド(旧・ソシエテジェネラルアセットマネジメントインターナショナルリミテッド<SGAM UK>)が行う。2009年4月に運用委託先のSGAM UKは欧州有数のオルタナティブ運用会社GLGパートナーズに売却され、名称が変更となった。ただ、運用哲学やプロセスは維持しており、運用を担当するチームも変更していない。
「SGロシア東欧株ファンド」の9月末時点での業種別投資比率をみると(マザーファンドベース)、エネルギーが39.0%、金融26.0%、素材17.2%、通信サービス9.1%。参考指標と比較して素材がやや多く、通信サービスが少ない点以外は参考指標との大きな差異はない。一方、組み入れ国ではロシア(72.1%)、ポーランド(17.1%)が小幅のオーバーウェイトとなる半面でハンガリー(3.6%)やチェコ(3.6%)といった国はアンダーウェイトしているが、参考指標には入っていないカザフスタン(0.2%)が組み入れられている。
提供:モーニングスター社
直近の新興国を含めた世界の株式市場の動向ではブラジルやインドといった国々の話題が多いが、例えば2009年10月時点での過去3カ月間のトータルリターンをみると、トータルリターンランクの上位にはロシア・東欧の株式に投資するファンドが上位に並び、「SGロシア東欧株ファンド」も23.77%のプラスだ。年1回(10月20日)決算。
「SGロシア・東欧株ファンド」は、ファンド・オブ・ファンズ形式で運用し、ロシア・東欧株式への実質的な投資はルクセンブルグ籍の投資信託証券「オーシャン・ファンド・エクイティーズ・イースタン・ヨーロッパ」を通じて行う(このほか、「SGAM Fund マネーマーケット(ユーロ)」にも投資する)。ロシア・東欧諸国の株式を投資対象とするが、ロンドンその他の市場に上場するロシア・東欧諸国で事業展開を行う企業も投資対象となる。原則、為替ヘッジは行わない。参考指数はMSCI EM Eastern Europe 10/40(ロシア・東欧株式市場の一般的な株式指標。ロシア、ポーランド、チェコ、ハンガリーの4カ国の株式市場が参考指標の構成国となる)だが、参考指数構成国以外の投資対象候補国はエストニア、ラトビア、リトアニア、ウクライナ、ルーマニアなどの東欧諸国が並んでおり、実際の組み入れ対象にはカザフスタンの銘柄も入るなど、幅広い銘柄を投資対象としている。
投資対象の外国籍投資信託証券の運用は、欧州有数のオルタナティブ運用機関であるGLGパートナーズインターナショナルリミテッド(旧・ソシエテジェネラルアセットマネジメントインターナショナルリミテッド<SGAM UK>)が行う。2009年4月に運用委託先のSGAM UKは欧州有数のオルタナティブ運用会社GLGパートナーズに売却され、名称が変更となった。ただ、運用哲学やプロセスは維持しており、運用を担当するチームも変更していない。
「SGロシア東欧株ファンド」の9月末時点での業種別投資比率をみると(マザーファンドベース)、エネルギーが39.0%、金融26.0%、素材17.2%、通信サービス9.1%。参考指標と比較して素材がやや多く、通信サービスが少ない点以外は参考指標との大きな差異はない。一方、組み入れ国ではロシア(72.1%)、ポーランド(17.1%)が小幅のオーバーウェイトとなる半面でハンガリー(3.6%)やチェコ(3.6%)といった国はアンダーウェイトしているが、参考指標には入っていないカザフスタン(0.2%)が組み入れられている。
提供:モーニングスター社