ロシア、東欧の株式に投資――SGAMの「SGロシア東欧株ファンド」(2)

 ソシエテ・ジェネラル・アセットマネジメントの「SGロシア東欧株ファンド」(追加型/海外/株式)<2005033103>は、2005年3月末に設定・運用を開始し、主にロシア・東欧の企業の株式、もしくはロシア・東欧諸国で事業展開を行う企業の株式に投資するファンド。GLGパートナーズインターナショナルリミテッドのエマージングチームが同ファンドの運用を担当し、2名のファンドマネジャーが運用の中心となる(両者はアナリストも兼ねている)。一方、エマージングチームのアナリスト(6人)を活用し、直近1カ月では伸べ50件の企業とコンタクトを取り、年間では180社余りの調査などを行ったという。

 足元、個別銘柄ではロシア大手金融のズベルバンクをオーバーウエートとするなどロシアに強気であり、エネルギー関連についても強気にみている。0.2%組み入れているカザフスタンの銘柄も金関連の銘柄となっており、素材などにも強気の見方だ。一方、東欧諸国に関しては、ポーランド、ハンガリー、チェコのみを組み入れ、ハンガリー、チェコについてはアンダーウエートとするなど、東欧諸国の経済状況については慎重に見ている。ロシアについては、2009年7−9月期の前期比年率のGDP(国内総生産)成長率(季節調整済み)が0.6%のプラスに転じ、2010年にはロシアの成長率の回復見通しが高まる中、政府の原油価格の想定レベル(1バレル=50ドル)と現状の原油価格の動向を考慮すると成長率が上ブレる可能性もあるという。

 一方、同ファンドの過去1年間のトータルリターンでは、47.13%のプラスと大幅なプラス。ただ、グルジア問題や原油価格下落などが嫌気され08年半ばにかけては、大きくロシア株は下落しており、新興国特有の振れ幅の大きな展開となっている。一方で、全般的なロシア株の下落局面でも同ファンドでは口数ベースでの増加が見られ、ロシア株への注目は高いようだ。

主な購入費用、販売会社など
 申込手数料(上限、税込み):3.675%
 信託報酬率(年、税込み):実質的な上限は1.67925%
 信託財産留保額:0.3%
 販売会社:荘内銀行、ジャパンネット銀行、新生銀行、住友信託銀行、但馬銀行、鳥取銀行、広島銀行、エース証券、SBI証券、愛媛証券、オリックス証券、香川証券、証券ジャパン、そしあす証券、東海東京証券、内藤証券、日興コーディアル証券、のぞみ証券、浜銀TT証券、ひろぎんウツミ屋証券、廣田証券、フィデリティ証券、丸大証券、三菱UFJ証券、楽天証券、リテラ・クレア証券、ワイエム証券
提供:モーニングスター社
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