欧州第2位のETFプロバイダー、ドイチェが語るETFトレンド「グローバル編」
資産運用大手ドイチェ・アセット&ウェルス・マネジメントのアジア太平洋パッシブ運用責任者を務めるマルコ・モンタナリ氏がこのほど来日。モーニングスターの調べでは、ドイチェグループが運用を行うETF「db X−trackers」シリーズは、15年2月末時点で欧州第2位の資産規模を誇る。モンタナリ氏にグローバルなETFのトレンド、日本を含むアジアのETF市場の2点について話を聞いた。
今後の運用資産の見通しについては、「株式、債券、投資信託などグローバルな運用資産(アクティブ運用、パッシブ運用、オルタナティブ運用合計)は12年の63兆ドルから20年には101兆ドルと、約60%増加すると予測している。なかでも、パッシブ運用が占める割合は同期間で11%から22%に倍増し、アクティブ運用のシェアを奪っていくとみている。ETFがそのけん引役になり、なかでも今話題の『スマートベータ』や、通貨ヘッジ、債券などのETFがシェア拡大の原動力となるだろう」との見通しを示した。
ETFのメリットについては、「最大のメリットは、コスト効率に優れている点だ。商品によっては年間わずか0.09%程度のコストで、欧州や米国の株式市場に丸ごと投資をすることができ、かつ分散投資効果が期待できる。また、上場株式と同様に市場でリアルタイムの取引が可能で、流動性も高いこともメリットとして挙げられる」と述べた。
モーニングスターの調べでは、14年末時点における全世界の投資信託の市場規模(MMF、ETF含む。FOF、ベビーファンドによる重複除く)は約25.2兆ドル(約3033兆円)と、過去5年間で約79%増加。そのうち、ETFに限れば、同年末時点における市場規模は約2.7兆ドル(約329兆円)と、同期間で約144%増加している。
提供:モーニングスター社
今後の運用資産の見通しについては、「株式、債券、投資信託などグローバルな運用資産(アクティブ運用、パッシブ運用、オルタナティブ運用合計)は12年の63兆ドルから20年には101兆ドルと、約60%増加すると予測している。なかでも、パッシブ運用が占める割合は同期間で11%から22%に倍増し、アクティブ運用のシェアを奪っていくとみている。ETFがそのけん引役になり、なかでも今話題の『スマートベータ』や、通貨ヘッジ、債券などのETFがシェア拡大の原動力となるだろう」との見通しを示した。
ETFのメリットについては、「最大のメリットは、コスト効率に優れている点だ。商品によっては年間わずか0.09%程度のコストで、欧州や米国の株式市場に丸ごと投資をすることができ、かつ分散投資効果が期待できる。また、上場株式と同様に市場でリアルタイムの取引が可能で、流動性も高いこともメリットとして挙げられる」と述べた。
モーニングスターの調べでは、14年末時点における全世界の投資信託の市場規模(MMF、ETF含む。FOF、ベビーファンドによる重複除く)は約25.2兆ドル(約3033兆円)と、過去5年間で約79%増加。そのうち、ETFに限れば、同年末時点における市場規模は約2.7兆ドル(約329兆円)と、同期間で約144%増加している。
提供:モーニングスター社