大和投資信託の「ブラジル・インフラ関連株ファンド」――ブラジルのインフラ関連株式に注目

 大和投資信託は11月27日、「ブラジル・インフラ関連株ファンド」(追加型/海外/株式)<2009112701>を設定し、運用を開始した。同ファンドは成長著しいブラジル企業のなかでも「インフラ関連」に注目したポートフォリオ構成となっている。主な販売会社は岡三証券。年4回決算(毎年2月、5月、8月、11月の26日)。

 ブラジルは、現在、2014年のサッカー・ワールドカップ、2016年夏季オリンピックなどのイベントで話題が尽きない。こうしたなか、ブラジル政府は2009年1月に2007年以降のインフラ投資予定額を6931億レアル(約35.2兆円)から総額1.15兆レアル(約58.4兆円)へ大幅増額することを発表している。
 当ファンドの運用にあたってはダイワアセットマネージメントリミテッド(アメリカ)に運用指図の権限を委託し、大手金融機関傘下のサンタンデールアセットマネジメント(ブラジル)から助言を得る。ファンドマネジャーはダイワ・ブラジル株式ファンドの運用も担当するアラン・キャンベル氏が当たる。

 ポートフォリオの構築にあたってはトップダウンアプローチとボトムアップアプローチを組み合わせて、銘柄の選定を行う。ブラジルの内需のインフラ関連に注目することから、ポートフォリオの構成比率では、ブラジルの代表的な株価指数であるボベスパ指数と比較して資本財や公益事業などをオーバーウエートすることになる見通し。また、一般消費財・サービスもオーバーウエートとなるが、こちらは住宅建設を請け負う企業がこのセクターに含まれているためである。加えて、成長性の高い中小型銘柄にも注目してゆく。

 ブラジルは2008年第4四半期と2009年第1四半期に実質GDP(国内総生産)成長率がマイナス成長へ落ち込んだが、その後、第2四半期には回復しプラス成長へ転じている。今まで、ブラジル株式関連のファンドはいくつか設定されているが、当ファンドのようなにインフラ関連株式に注目したファンドはあまりなく、今後の伸びが期待される。
提供:モーニングスター社
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