<★★★★★>中小型株式オープン(愛称:投資満々)、FMが確信した成長銘柄投資で11カ月連続5つ★

 三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する「中小型株式オープン」(愛称:投資満々)<2000063006>(★★★★★、評価基準日=6月30日)は、6月末基準まで11カ月連続で5つ★に格付けられている。特に、10年(年率)トータルリターンが6.06%とカテゴリー(国内中型グロース)平均(0.64%)を大きく上回り、長期で優れた成績を残している。同ファンドについて三井住友トラスト・アセットマネジメントのリサーチ運用部長である小田誠志氏と、ファンドの投資助言を担当している三井住友信託銀行の鈴木淳一氏に聞いた。

 ――ファンドが長期にわたって優れた成績を残している理由は?

 「投資満々」において、00年6月の設定から一貫しているのは、企業成長に確かな手ごたえを感じた銘柄に投資するという姿勢だ。徹底したリサーチによって、成長に対する意欲が強く、業績や株価の変化率が大きな銘柄を発掘している。

 投資対象とする中小型株は、上場銘柄全体で約3400銘柄になる。ファンドで投資しているのは70銘柄程度にすぎない。最終的な投資の可否判断や組み入れウエートは、個別銘柄毎の「確信度」に基づいて決定している。いかなる市場環境でもボトムアップで銘柄を選定するという運用姿勢を貫き通していることが、パフォーマンスの良さにつながっている。

 「投資満々」では、三井住友信託銀行のアナリスト情報を、投資助言を通じて積極的に活用している。企業調査アナリストが充実している信託銀行との協業が、パフォーマンスの優位性につながっている。

 ――中小型株での運用はボトムアップによる銘柄選定を行うことが一般的だが、そのなかでも常に1位、2位の運用成績を残せるのはなぜか?

 銘柄選択時の業績評価には「短期の視点」と「中・長期の視点」があるが、「投資満々」では3−5年の「中・長期の視点」に徹している。中・長期での成長見通しに確信があれば、予想業績未達など短期的な悪材料で株価が崩れても慌てず買い増しをすることもできる。

 ――リスク管理において工夫している点はあるか?

 「投資満々」は、中小型株ファンドの中では分散ポートフォリオに分類されると考えている。6月末時点で69銘柄に投資し、組み入れ比率が最も高い銘柄でも投資比率は3%台だ。1銘柄に5−10%集中投資して、その銘柄の値上がり益に賭けるようなことはしていない。

 ――現在の投資環境は、中小型株にとって追い風か?

 世界の市場と比較して、日本株のバリュエーションは低い。かつ、政治的にはもっとも安定した国と評価され、グローバルな資金が日本株に注目している。そこに加えて、マイナス金利によって運用難となった国内資金も控えている。「ポケモン GO」のヒットを手掛かりに任天堂の株価が急騰するなど、投資マインドは強く、成長株に選別投資する「投資満々」には好ましい環境といえる。

 さらに、ボトムアップの着眼点として「進化するテクノロジー」「人と機械の共存」「『モノ消費』から『コト消費』へ」という3つの視点で、銘柄の発掘に努めたいと考えている。市場全体の価格変動率が大きく難しい市場だが、中小型株の中には独自のビジネスモデルによって利益成長を続けている企業も少なくない。

 高い市場シェア、あるいは、他社と差別化できるような独自の技術や高いブランド力などを手掛かりに、中・長期に業績/株価の変化率が大きな企業を探し続けたい。
提供:モーニングスター社
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